品川区の不動産売却査定相場を一戸建てからマンションまで紹介

東京の玄関口として大きな特徴を併せ持つ東京都品川区。JR東海道新幹線を始め、JR在来線、私鉄、地下鉄、モノレールなど約40もの駅が置かれており、交通アクセスに非常に優れている地域として知られています。また100を超える商店街も点在しており、昔ながらの風景と近代的な開発が混在した多種多様な顔を持っているエリアなのです。

他の区とはまた違う特徴を持つエリアですので、それだけに品川区で不動産売却をする際には相場を調べておくことが必要です。今回の記事では品川区の不動産相場について解説していきます。

品川区の不動産取引の現状

23区の南側に位置し東京湾に面している東京都品川区。北は港区、西は目黒区、南は大田区に隣接する区です。保有面積も人口もさほど多くはなく、23区内でも平均的な数字です。

品川区を大きくエリア別に分けると、品川浦や天王洲のウォーターフロントエリア、賑やかな商店街がある荏原エリア、閑静な住宅街が佇む大崎エリアの3つに分けることができます。また大きな特徴として、国内外へのアクセスに恵まれた立地のため、国内・海外の大手メーカーも数多く点在しており、ビジネス系の重要なエリアともなっています。ここでは品川区の相場や動向について見ていきます。

品川区の地価公示価格の推移

まずは、直近10年間の品川区の公示価格の推移を見てみましょう。

年度 公示価格(㎡単価) 前年比
2013年 83万4033円 ▲0.03%
2014年 93万9958円 2.09%
2015年 98万1562円 4.27%
2016年 96万3881円 4.61%
2017年 101万8883円 4.05%
2018年 108万4233円 6.05%
2019年 116万0600円 6.47%
2020年 124万2600円 6.47%
2021年 122万8066円 ▲0.98%
2022年 124万0166円 1.39%
2023年 130万0474円 3.99%

参照:国土交通省「地価公示価格」

品川区の地価公示価格の動向

東京都品川区の最新公示地価は平均139万7406円、坪単価では平均461万9526円で、全国順位は10位となっています。

住宅街・商業地域・オフィス街・自然までが揃っている品川区は、2021年に多少公示価格に減少が見られるものの、ほとんどの年で上昇が見られており地価の価値の高さが伺い知れます。

また中心地である大井駅周辺では、オフィスや商業施設、ホテル、マンションなどの賃貸住宅からなる大規模開発が進んでおり、来年2025年にはお目見え予定です。その他にも、品川駅始発のリニア新完成の開業予定、天王洲アイル駅設置の誘致計画など、品川を中心とした大型の開発が続々と進んでいることもあり、品川区の土地の価値は年々上昇しているのです。

続いて品川区内におけるエリア毎の価格を見ていきます。下記の表は品川区内のエリア毎の公示価格を高い順に並べています。

順位 エリア 公示価格(㎡単価) 前年比
1位 西五反田 264万4800円 6.91%
2位 大崎 203万9750円 7.09%
3位 上大崎 197万6000円 7.29%
4位 東五反田 187万8000円 7.06%
5位 南大井 147万2500円 7.66%
6位 池田山 139万0000円 5.30%
7位 東品川 125万6666円 8.91%
8位 大井 125万4500円 8.28%
9位 平塚 116万0000円 10.48%
10位 小山 115万5000円 6.23%
18位 二葉 74万2500円 7.14%
19位 南品川 73万8000円 6.75%
20位 西品川 70万5000円 6.02%
21位 大井ふ頭 52万2666円 5.58%
22位 八潮 47万0000円 3.98%

参照:国土交通省「地価公示価格」

品川区では全てのエリアで価格が大きく上昇をしています。特に上位の大崎周辺、大井、平塚辺りは前年比から見ても上昇率が高いです。

特徴として他の区と同じような現象があり、価格の高いエリアと低いエリアの価格差があること。このように品川区の不動産価格には独特の傾向があり、手持ちの不動産を売却する時にはこのようなポイントを活かしながら売りに出すことが必要になってくるでしょう。

品川区の戸建てやマンションの取引価格

都心中心地はもちろん、国内各地への交通のアクセスも良く人気のエリアである東京都品川区。ただ、住宅地としてもビジネスエリアとしても不動産ニーズの高い場所のため、品川区の物件の相場を確認することはとても困難です。人気エリアとそうではないエリアの価格差もあり、土地開発などの影響によって値動きも見られるためです。

ですから物件の価格を決定する時には、近隣の取引事例を参考にするとよいでしょう。なぜなら近隣の取引事例の価格を基準にして売買価格が決まることも珍しくなく、多くの不動産購入希望者や不動産会社も注視している情報だからです。そのため品川区で不動産を売却する際には、近隣で行われた売却事例の価格を確認しておくことをおすすめします。

実勢価格からみる取引価格

物件の価値は、駅からの距離や物件の種類、土地の広さ、建物自体の価値など色んな要素が関係して決まります。近隣事例を確認する時には、出来るだけ手持ちの物件と似ているものをチョイスし参照してください。もし居住用の物件の価格を確認する時には、戸建てとマンションを分けて価格確認するべきです。

取引年 住所/最寄り駅 敷地面積 価格
床面積 築年数
2024年 東京都品川区大崎 最寄駅/大崎駅5分 平成15年に建築の住宅 土地45㎡ 延床70㎡ 14坪 7800万円
22坪 築21年
2024年 東京都品川区大崎 最寄駅/大崎駅10分 令和4年に建築の住宅 土地100㎡ 延床130㎡ 30坪 1億5900万円
39坪 築2年
2024年 東京都品川区西品川 最寄駅/大崎駅10分 平成27年に建築の住宅 土地65㎡ 延床90㎡ 20坪 1億100万円
27坪 築9年
2024年 東京都品川区東五反田 最寄駅/五反田駅10分 平成27年に建築の住宅 土地200㎡ 延床200㎡超 60坪 5億円
60坪超 築9年
2024年 東京都品川区上大崎 最寄駅/目黒駅10分 昭和58年に建築の住宅 土地200㎡超 延床150㎡ 60坪超 3億1000万円
45坪 築41年
2024年 東京都品川区二葉 最寄駅/西大井駅5分 平成29年に建築の住宅 土地55㎡ 延床90㎡ 17坪 7800万円
27坪 築7年
2024年 東京都品川区南品川 最寄駅/大井駅10分 平成20年に建築の住宅 土地50㎡ 延床90㎡ 15坪 7700万円
27坪 築16年

参照:住宅価格ドットコムより抜粋

上記は品川区における戸建ての事例です。他の区と比べると高値が付いている物件が多く、駅から近い立地でしかも広さがあるとすぐに1億を超えます。エリアにもよりますが比較的築年数が浅い物件が多いので、高額になりやすい傾向があるのでしょう。ただとても需要が高い地域ですので、頻繁に不動産の取引が行われています。

取引年 住所/最寄り駅 専有面積(㎡) 価格
専有面積(坪) 築年数
2024年 東京都品川区西大井 最寄駅/西大井駅8分 平成13年に建設のマンション(中古) 90㎡ 5600万円
27坪 築23年
2024年 東京都品川区北品川 最寄駅/品川駅10分 平成30年に建設のマンション(中古) 70㎡ 1億200万円
22坪 築6年
2024年 東京都品川区大崎 最寄駅/大崎駅3分 平成16年に建設のマンション(中古) 14㎡ 5000万円
22坪 築20年
2024年 東京都品川区大崎 最寄駅/大崎駅3分 平成21年に建設のマンション(中古) 60㎡ 1億500万円
19坪 築15年
2024年 東京都品川区大井 最寄駅/西大井駅9分 平成21年に建設のマンション(中古) 75㎡ 8300万円
23坪 築15年

参照:マンション価格ドットコムより抜粋

品川区の中でも品川駅周辺地域や大崎、大井エリアは大型のマンションが数多く立ち並んでいます。駅から近く、しかも商業施設なども点在している便利な場所ですので、不動産の人気は高まるばかりです。ワンルームなどの単身者向けも多いですが、少し広くなるファミリー向けともなると築10年以内な他1億を超える物件が多い傾向が見られます。

品川区の不動産を高く売るためのポイントとは?

品川区は華やかな商業とビジネスのイメージが強いエリアですが、その利便性の良さから住宅地としての人気も高い地域です。そのため上手に売り出せば、手持ちの不動産が相場よりも高く売却できる可能性も高くなります。ここでは品川区で不動産を高く売るポイントを見ていきます。

幾つかの不動産会社に査定を頼んで比較する

品川区の不動産はとてもニーズが高く、年々上昇傾向にあることが大きな特徴です。住みやすさと治安の良さ、交通の便リアなども兼ね備えているので、人気も高いだけに値動きの変動もあるのです。このような品川区独自の特徴をよく捉えて、巧みに売りに出せる不動産会社に売却を依頼することが重要なポイントになってくるでしょう。

品川区に詳しい不動産会社を探す際には、幾つかの不動産会社から同時に査定を取り、比較してみるのが一番です。査定内容はもちろん、情報量の多さや不動産会社の対応を比較・検討することで信頼出来る不動産会社を見つける事が可能になるのです。

口コミ評判もチェック!品川区の土地・不動産売却におすすめ不動産会社一覧

株式会社 品川不動産

本社所在地 東京都港区港南2丁目6-10 三矢ビル7階
設立 2019年8月
免許番号 東京都知事 (1) 第107397号
特徴 品川区を中心に物件・不動産を取り扱う不動産会社。サービスを落とさずに仲介手数料を出来るだけ落とす企業理念がモットー。
口コミ とても丁寧な接客で感動しました。かなり厳しい条件にも根気良く付き合ってくださって感謝です。

武蔵小山Isshin不動産

本社所在地 東京都品川区小山3丁目23番9号 細井ビル 201
設立  ー
免許番号 東京都知事(1) 第105537号
特徴 品川エリアの不動産・物件取り扱い専門店。色々なカテゴリに物件を分け、顧客のニーズに敏感なサービス精神が魅力。
口コミ Googleの口コミ通り、とても感じの良い不動産会社でした。親切で信頼できると感じました。

品川区の不動産売却(不動産査定)のまとめ

高級住宅街を抱える大崎地区、高層ビルが立ち並ぶ天王洲アイル周辺、品川区の中心に位置する主要地区の大井町駅周辺など、数多くの魅力を持つ品川区。住宅地はもちろん、ビジネス街と商業地帯が融合しているエリアということもあり、品川区の不動産価格は毎年大きく上昇しています。また開発が進むエリアでは高層マンションが増え続けているため、エリア毎の価格差も開いている特徴があります。

ですから品川区で不動産をより高く売却するためには、このような特徴をよく理解して、上手に活かしながら取引ができる不動産会社に依頼することが重要なポイントになってくるでしょう。

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