江東区の不動産売却査定相場を一戸建てからマンションまで紹介

1947年に深川・城東の2つの区が合併し生まれた江東区。水辺と緑に恵まれた自然豊かなエリアが特徴ですが、中でも臨海部の発展が大きく、2022年には人口53万人を突破しました。様々な表情を持つ江東区ですが、最近では高層マンションの建設ラッシュもあり、不動産需要もとても高く取引も活発になっています。

都心にも近く便利で大規模なショッピング施設が充実していることから、近年ではベットタウンとして注目されるようになっているため、人気が高まりつつある江東区で不動産売却をする際には不動産の相場を調べておくことが大切になってきます。今回の記事では江東区の不動産相場について詳しく解説していきます。

江東区の不動産取引の現状とは?

東京都江東区は東京23区の一つで、隅田川と荒川の間、東京湾にかけて広がった区域の大部分は低地で占めています。便利な立地に加え、「深川八幡宮」や「亀戸天神社」などの長い歴史を持つ神社や仏閣が点在し、歴史ある町としても知られています。

また近年では工場跡地などを利用した大規模な再開発も盛んで、「アーバンドックららぽーと豊洲」や「深川ギャザリア」など、大型のショッピング施設が続々と誕生しており、それに併せてマンションなど住宅の整備も行われています。加えて、区内には約10以上の多くの路線が通過していることもあり、交通アクセスの利便性が高く、ベッドタウンとして人気が高まりつつあるのです。ここでは江東区の相場や動向について見ていきます。

江東区の地価公示価格の推移

まずは、直近の江東区の公示価格の推移を見ていきます。

年度 公示価格(㎡単価) 前年比
2013年 44万3673円 ▲0.16%
2014年 46万3023円 2.54%
2015年 47万3619円 2.31%
2016年 47万8195円 2.62%
2017年 51万2916円 3.07%
2018年 53万9562円 4.73%
2019年 58万3708円 6.89%
2020年 63万1208円 7.03%
2021年 62万4875円 ▲0.64%
2022年 63万6437円 1.89%
2023年 66万3125円 4.06%

参照:国土交通省「地価公示価格」

江東区の地価公示価格の動向

江東区の最新公示地価は、平均70万3770円で、坪単価では平均232万6515円、全国順位は20位です。

江東区の公示価格は2021年だけを除けば、毎年上昇している傾向があります。大幅な価格の上がり値ではありませんが、確実に価値が上がっていることが分かります。近年の再開発やショッピングセンターの増設に関連して人口の増加もあり、江東区の不動産は注目が集まり、人気が高まっているのです。

また子育て世代や若い世代のベッドタウンとして知名度が上がってきたことから、一軒家やマンションのニーズも高まりつつあります。続いて江東区内におけるエリア毎の価格を見ていきます。下記の表は江東区内のエリア毎の公示価格を高い順に並べています。

順位 エリア 公示価格(㎡単価) 前年比
1位 清澄 82万4500円 6.37%
2位 お台場 80万4000円 3.74%
3位 佐賀 78万6500円 5.51%
4位 亀戸 72万7200円 6.37%
5位 牡丹 70万8000円 5.99%
6位 富岡 68万1000円 6.07%
7位 越中島 67万5000円 6.14%
8位 扇橋 64万8000円 4.35%
9位 古石場 64万2000円 6.29%
10位 猿江 64万0000円 5.09%
12位 石島 57万8000円 5.47%
13位 南砂 52万7000円 5.48%
14位 北砂 48万0500円 5.22%
15位 新砂 46万5000円 3.33%
16位 東砂 46万0333円 5.20%

参照:国土交通省「地価公示価格」

江東区では全てのエリアで価格が上昇しています。特徴的なのは、利便性の良さの割にはリーズナブルな家賃相場や不動産価格。東京23区内の中でも比較的住みやすいエリアに入り、働く世代の住宅地域として人気があります。価格の高いエリアと低いエリアの差がある程度ありますので、売却する際にはエリア別の特徴を押さえた方法が必要になってくるでしょう。

江東区の戸建てやマンションの取引価格

江東区のように再開発が活発なエリアでは、物件の相場を確認することがとても困難になります。なぜなら、年々新しい戸建てやマンションが数多く建設され、人気のエリアとそうではないエリアの価格差も大きく、変動も激しいからです。

ですから物件を売却する際の価格決定には、近隣の取引事例を参考にするとよいでしょう。実際、不動産の売却に関しては近隣の取引事例の価格を参考にして価格が決まることが多く、プロの不動産業者でも注視しているものです。江東区で不動産を売却する際には、必ず近隣で行われた売却事例の価格を確認することをおすすめします。

実勢価格からみる取引価格とは?

物件の価格というものは駅からの距離や物件の種類によって大きく異なるものです。価格を決める際に近隣事例を参考にする時は、出来るだけ類似した条件の物件を参照してください。居住用の物件なら、戸建てとマンションは必ず分けて確認し、価格を確認するようにしましょう。

取引年 住所/最寄り駅 敷地面積 価格
床面積 築年数
2024年 東京都江東区亀戸 最寄駅/亀戸駅15分 昭和61年に建築の住宅 土地70㎡ 延床165㎡ 21坪 5300万円
50坪 築38年
2024年 東京都江東区亀戸 最寄駅/亀戸駅15分 平成30年に建築の住宅 土地105㎡ 延床125㎡ 32坪 9800万円
38坪 築6年
2024年 東京都江東区亀戸 最寄駅/亀戸水神駅15分 平成23年に建築の住宅 土地55㎡ 延床90㎡ 17坪 4600万円
27坪 築13年
2024年 東京都江東区牡丹 最寄駅/門前仲町駅10分 平成28年に建築の住宅 土地45㎡ 延床90㎡ 14坪 7500万円
27坪 築8年
2024年 東京都江東区東陽 最寄駅/木場駅10分 平成28年に建築の住宅 土地50㎡ 延床80㎡ 15坪 6200万円
27坪 築8年
2024年 東京都江東区塩浜 最寄駅/木場駅15分 平成13年に建築の住宅 土地105㎡ 延床165㎡ 32坪 4000万円
50坪 築13年
2024年 東京都江東区北砂 最寄駅/南砂町駅15分 平成27年に建築の住宅 土地85㎡ 延床105㎡ 26坪 6000万円
32坪 築9年

参照:住宅価格ドットコムより抜粋

上記は江東区における戸建ての事例ですが、東京23区内でも比較的リーズナブル価格平均を誇っていることが分かります。人気があるエリアの戸建の価格は年々上がっており、特に駅から近い利便性の良い地域は変動も大きい傾向があります。また当然ですが、築年数や土地面積によってもかなり価格に開きが出ます。

取引年 住所/最寄り駅 専有面積(㎡) 価格
専有面積(坪) 築年数
2024年 東京都江東区越中島 最寄駅/越中島駅4分 平成31年に建設のマンション(新築・中古) 80㎡ 8500万円
24坪 築5年
2024年 東京都江東区越中島 最寄駅/越中島駅5分 昭和55年に建設のマンション(中古) 65㎡ 4000万円
22坪 築44年
2024年 東京都江東区塩浜 最寄駅/越中島駅11分 平成15年に建設のマンション(中古) 95㎡ 8400万円
29坪 築21年
2024年 東京都江東区潮見 最寄駅/潮見駅10分 平成11年に建設のマンション(中古) 60㎡ 4400万円
18坪 築25年
2024年 東京都江東区潮見 最寄駅/潮見駅3分 平成11年に建設のマンション(中古) 80㎡ 5700万円
24坪 築25年

参照:マンション価格ドットコムより抜粋

江東区のマンションの相場も戸建ての事例と同様にリーズナブルな分、とても需要が高いことが見て取れます。エリアによっては築年数の古いマンションが数多く売却されており、比較的安い価格で取引されているので、比較的若い働く世代でも手が届く範囲の相場が魅力となっています。

江東区の不動産を高く売るためのポイントとは?

ベットタウンとして人気が高まりつつある江東区は、交通の利便性に加えバランスの取れた地域性にも特徴があり、働く世代を中心に不動産にも注目が集まっています。そのため上手に売り出せば、通常の相場よりも高く売ることも可能になる穴場エリアです。ここでは江東区で不動産を高く売るポイントを見ていきます。

幾つかの不動産会社に同時に査定を依頼してみる

江東区の不動産は住宅地としての人気が高いためエリア毎の価格差もあり、土地開発で新しい戸建てやマンションが増えているので、不動産の値動きも激しい傾向があります。このような地域ならではの特徴を押さえた上で上手に売却出来る不動産会社に売却を依頼するなら、平均よりも高い値で売却することが可能になるのです。

江東区に詳しい不動産会社を探す時には、幾つかの不動産会社から同時に査定を取り、十分に比較しましょう。査定内容はもちろんのこと、不動産会社の対応や情報量、こちらの意図や希望を十分に汲んでくれるかなどを比較することで、本当に信頼不動産会社かどうか判断することができます。

口コミ評判もチェックしよう!江東区の土地・不動産売却におすすめ不動産会社一覧

 株式会社 大江戸不動産

本社所在地 東京都江東区清澄3丁目4-12
設立 2004年2月2日
免許番号 東京都知事免許(5) 第82902号
特徴 江東区の不動産や物件に強い不動産会社。不動産のコンサルティング管理はもちろん、不動産の売却無料査定などにも対応可能。
口コミ 地元密着型の不動産会社で、とても親身に丁寧な対応が印象的でした。信頼・安心して依頼できる会社だと思いました。

株式会社 スタートライン清澄白河資料館通り店

本社所在地 東京都江東区白河2-2-1 kiyosumi terrace1F
設立  1998年6月18日
免許番号 東京都知事(3) 第91678号
特徴 江東区の中古マンションの取り扱いに特化した不動産会社。地元密着が特徴なので、清澄白河周辺の売買物件情報を常時更新しており、情報量も豊富。
口コミ いつも大変丁寧な接客で助かってます。物件探しから契約調整、引っ越し屋さんの紹介まで丁寧にやってくれてスムーズな住み替えが実現しています。

江東区の不動産売却(不動産査定)のまとめ

リーズナブルな家賃相場と住みやすさで人気が高まっている、江東区。再開発により新築マンションの増加や大型のショッピング施設の増設も加わり、働く世代や子育て世代を中心に不動産需要がとても高くなっています。そのため不動産の価格も毎年大きく上昇。

また、人気があるエリアとそうではないエリアの価格差もあり、これも不動産売却時には気を付けるべき注意点です。江東区で不動産を出来るだけ高く相場以上の値で売却するためには、このような特徴をよく理解して活かすことができる不動産会社に依頼することが大切なポイントになってくるでしょう。

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