住みながら家を売る7つのコツ!メリット・デメリットや向いている人の特徴も解説

住んだまま家を売却

住みながら家を売るという売却方法は、引っ越し先が決まっていない場合や、住宅ローンの返済が困難になった場合などにも有効な手段です。しかし、住みながら家を売却する方法にはメリットだけでなくデメリットもあります。

本記事では、住みながら家を売るコツ、住みながら家を売る場合のメリット・デメリット、向いている人の特徴などについて解説します。住みながら家を売ることで得られる利点や注意点を知って、より賢い不動産売却を目指しましょう。

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住みながら家を売ることのメリット

住みながら家を売るという方法は、一般的には空き家や更地にして売却しやすくするという方法と対照的です。空き家や更地にして売却する場合は、住み替え先や引っ越し費用が必要などの負担がありますが、住みながら家を売る場合は金銭的負担を回避できるだけでなく、以下のようなメリットがあります。

  • 住み替えにかかる引っ越し費用などを節約できる
  • 売れた段階で売却資金を住み替え費用に充てられる
  • 家の状態を常に手入れしておくことができる
  • 購入希望者に住み心地など家の魅力をアピールできる
  • 通常よりも余裕をもって売却先を探せる

住み替えにかかる引っ越し費用などを節約できる

住みながら家を売る場合、売却先が決まってから引っ越しをすることになります。そのため、一度引っ越して空き家にするための費用をかける必要がありません。

また、空き家にする場合は、遠方などであれば不動産会社に委託して空き家管理費用を支払うこともありますが、住みながら家を売る場合は、そのような費用も発生しません。売却前に住み替えなどの費用が発生しないことで、経済的な負担を大きく抑えられます。

売れた段階で売却資金を住み替え費用に充てられる

住みながら家を売る場合、売れるまで費用の負担がほとんどなく、売れた時点で売却資金を住み替え費用に充てられます。住み替え先となる新しい家の頭金や、賃貸などへの引っ越し費用のために売却資金を使うことができます。

家の状態を常に手入れしておくことができる

住みながら家を売る場合、自分たちが住んでいる間も内覧者や購入希望者が訪れてくるため、常に家の状態を手入れしておく必要があります。

ある意味デメリットとも言えますが、家を売るという観点では大きなメリットとして考えられます。理由は、家の状態を良く保つことで、内覧者や購入希望者に好印象を与えて売却価格や交渉力を高めることができるからです。

購入希望者に住み心地など家の魅力をアピールできる

住みながら家を売る場合、内覧者や購入希望者に対して家の魅力をアピールしたり、具体的な住み心地などを伝えられます。これは、空き家にする場合にはできないことです。

現状での家の間取りや収納スペースがどうなっているか、家の周辺環境や利便性などを紹介することで、購入検討者の購買意欲を高めることができます。

通常よりも余裕をもって売却先を探せる

住みながら家を売る場合、引っ越し先が決まっていなくても売却活動を始められるため、通常より期間に余裕をもって売却先を探せます。売却価格や条件に関して、自分たちの希望に沿ったものが見つかるまで待てるので、より満足度の高い不動産売却を実現できます。

住みながら家を売ることのデメリット

住みながら家を売るという方法は、前述したように多くのメリットが享受できる一方で、デメリットも存在します。主に以下のようなデメリットが発生する可能性があります。

  • 内覧時に自分たちの生活空間を見せることになる
  • 内覧予定にあわせて日常生活も調整が必要になる
  • 内覧時に生活感が印象を下げる原因になることもある

内覧時に自分たちの生活空間を見せることになる

住みながら家を売る場合、内覧時に見学者などに自分たちの生活空間を見せることになります。場合によっては、家族の写真や個人情報が含まれる書類、趣味や嗜好を表すグッズなどが見られてしまう可能性があります。

自分たちの安全やセキュリティにも影響する可能性があるため、内覧時にはプライバシーに関するものはできるだけ隠すか、持ち出すなどの対応を行うことが望ましいです。

内覧予定にあわせて日常生活も調整が必要になる

住みながら家を売る場合、内覧予定にあわせて日常生活も調整が必要になります。また、内覧者の家や売主に対する印象が悪くならないよう、内覧前には掃除や片付けを徹底的に行い、身だしなみもしっかりする必要があります。

家を売る側としては、日常生活に他人が入ってくることでストレスや負担が増えます。そのため、内覧予定は余裕をもって知らせてもらうか、ある程度は自分たちの都合に合わせて調整することが望ましいです。

内覧時に生活感が印象を下げる原因になることもある

住みながら家を売る場合、内覧時に生活感が印象を下げる原因になることも多いです。あまりにも散らかっていたり、生活臭や各所に汚れなどが目立つと、内覧者や購入希望者たちのイメージと合わないかもしれません。

また、ペットやタバコなども内覧者の好みによっては印象が悪くなる可能性があります。結果的に、内覧者や購入希望者の購買意欲の減少へと繋がるため、内覧時には十分な換気を行って生活臭をできるだけ抑えるか、整理整頓と汚れは綺麗にしておくことが望ましいです。

住みながら家を売る場合、内覧者などに自分たちの生活空間を見せることが最大のデメリットと言えるでしょう。

「住みながら」と「空き家」で売却どちらが良いか

「住みながら」と「空き家」で売却するという選択肢で、どちらが良いかというのは一概には言えません。それぞれのメリットとデメリットを比較して、自分の状況や希望に合わせて判断する必要があります。

以下では、「住みながら」と「空き家」で家を売却する場合のそれぞれの状況について確認していきましょう。

「住みながら」で家を売却する方が良い場合

「住みながら」で家を売却する方が合っている状況は、以下のような場合です。

  • 引っ越し先が決まっていない
  • 引っ越し費用や住み替え先費用を抑えたい
  • 家の状態や立地条件に自信がある
  • 売却後の引き渡し期間を長めに設定したい

引っ越し先が決まっていない

売った後の引っ越し先が決まっていない場合は、「住みながら」家を売却する方が良いでしょう。「空き家」で売却する場合、引っ越し先を探す時間的な余裕が少なくなります。

なお、「空き家」で売却する場合は、基本的に売買契約後の1ヶ月程度先が引き渡し日として設定されます。そのため、引っ越し先が決まっていないと、急ぎで探さなければならなくなります。

売ろうと考えている時点で引っ越し先が未定の場合は、「住みながら」家の売却を進めていけば、引っ越し先を探す時間的な余裕を確保することができます。

引っ越し費用や住み替え先費用を抑えたい

引っ越し費用や住み替え先の費用を抑えたい場合は、「住みながら」家を売却する方が良いでしょう。「空き家」で家を売却する場合、住み替え先への引っ越しを行う必要があるため、売却前でも費用がそれなりにかかります。

なお、「空き家」で家を売却する場合は、引っ越し費用のほかに残置物の撤去などの費用も発生します。一方、「住みながら」家を売却する方法は、住み替えにかかる費用がなくても売却できるため、生活資金に余裕がない場合などにも利用されています。

家の状態や立地条件に自信がある

家の状態や立地条件に自信がある場合は、「住みながら」家を売却する方が良いでしょう。「空き家」で売却する場合、管理状況によっては家の状態が悪化する可能性があります。

空き家になると、人が住まないことでカビや虫などの発生や、設備の故障や劣化などのリスクが高まります。結果的に、内覧者や購入希望者の購買意欲や評価を下げることにつながります。そのため、家の状態や立地条件に自信がある場合は、手入れのしやすい「住みながら」家を売却するという選択で進める方もいます。

売却後の引き渡し期間を長めに設定したい

売却後の引き渡し期間を空き家よりも長めに設定したい場合は、「住みながら」家を売却する方が良いでしょう。「空き家」で家を売却する場合は、売買契約後の1ヶ月ほど先の日程が引き渡し日として設定されることが多いです。

一方、「住みながら」家を売却を行えば、ある程度は自分たちの都合に合わせて調整することができるため、引き渡し期間を長めに設定したい場合などにおすすめです。

「空き家」で家を売却する方が良い場合

「空き家」で家を売却する方が合っている状況は、以下のような場合です。

  • 引っ越し先が決まっていてすぐに引っ越せる
  • 引っ越し費用や住み替え先費用を気にしない
  • 老朽化していて家の状態や設備に不安がある
  • 売却後の引き渡し期間を短めに設定したい

引っ越し先が決まっていてすぐに引っ越せる

住み替え先が決まっていてすぐに引っ越せる場合は、「空き家」で家を売却する方が良いでしょう。「住みながら」家を売却する場合は、内覧者に自分たちの生活空間を見せることになります。そのため、プライバシーの侵害や生活感の影響を受ける可能性があります。

一方、「空き家」で売却する場合は、既に退去しているので自分たちの生活空間を見せる必要がありません。また、「空き家」で売却する際は、内覧者や購入希望者に自分たちの都合に関係なく、いつでも見学や査定を受け入れることができます。

引っ越し費用や住み替え先費用を気にしない

引っ越し費用や住み替え先にかかる費用を気にしない場合は、「空き家」で家を売却する方が良いでしょう。「住みながら」家を売却する場合は、物件が売れるまでは引っ越し費用や住み替え先の費用がかかりません。

そのため、「空き家」で家を売却する場合は、引っ越し費用や住み替えにかかる費用の負担が重くないなど、金銭的にある程度の余裕がある方におすすめです。

老朽化していて家の状態や設備に不安がある

老朽化していて家の状態や設備に不安がある場合は、「空き家」または「更地」で売却する方が良いでしょう。「住みながら」家を売却する場合は、家の状態や立地条件が良いということが大前提にあります。

そもそも、家の状態や設備の老朽化に不安がある物件では、内覧者や購入希望者の購買意欲や評価を下げることにつながります。そのため、家の状態や設備に不安がある場合は、「空き家」または「更地」で売却すれば、買主とのトラブルもなく売れやすくなります。

売却後の引き渡し期間を短めに設定したい

売却後の引き渡し期間を短めに設定したい場合なども、「空き家」で家を売却する方が良いでしょう。「住みながら」家を売却する場合は、買主に自分たちの都合に合わせて引き渡し期間を調整してもらいます。

一方、「空き家」で家を売却する場合は、売買契約後の1ヶ月ほど先が引き渡し日に設定されることが多いため、売却後の引き渡し期間が短くても大丈夫な必要があります。

本章で紹介してきたように、金銭的に余裕がある場合は「空き家」で売却、金銭的に余裕があまりない場合は「住みながら」売却を優先的に選ぶことになるでしょう。

住みながら家を売る7つのコツ

住みながら家を売って成功させるためのコツは、主に以下の通りです。

  1. 相場価格を事前に調べて早めに売却活動を行う
  2. 査定額だけでなく対応力を含めて不動産会社を選ぶ
  3. 内覧予約のスケジュール調整は柔軟に対応する
  4. 家の中は掃除や片付けをして内覧時の印象をよくする
  5. 周辺環境や利便性が分かる資料などを用意しておく
  6. 住み替え先の新居探しを売却活動と同時に進める
  7. なかなか売れなければ依頼する不動産会社数を増やす

相場価格を事前に調べて早めに売却活動を行う

住みながら家を売る場合、売却活動は早めに始めることが重要です。理由としては、住みながら家を売ろうとする場合、売却期間が長くなりやすいからです。

空き家で売りに出すとのは違い、内覧予約のスケジュール調整や引き渡し期間の交渉などによって、余計に時間がかかることがあります。

査定額だけでなく対応力を含めて不動産会社を選ぶ

不動産会社の選び方は、査定額だけでなく、対応力や信頼性も考慮する必要があります。査定額だけで不動産会社を選ぶと、実際の売却価格と大きく乖離する可能性があります。

また、対応力や信頼性が低い不動産会社では、内覧者の対応や契約手続きなどで人的トラブルが発生する可能性があります。そのため、査定額だけでなく、対応力や信頼性も含めて不動産会社を選ぶことが望ましいです。対応力や信頼性は、インターネットや口コミなどで調べられます。

内覧予約のスケジュール調整は柔軟に対応する

住みながら家を売る場合、内覧予約のスケジュール調整は柔軟な対応が求められます。理由としては、内覧予約のスケジュール調整は、内覧者の購買意欲や評価に影響するからです。

内覧予約のスケジュール調整は、不動産会社と連携して行うことができます。また、売り出している物件で生活している以上、内覧予約のスケジュール調整は、自分たちの都合に合わせて行うこともできます。

家の中は掃除や片付けをして内覧時の印象をよくする

内覧時の印象をよくするためにも生活している家の中に限らず、しっかりと掃除や片付けをすることが重要です。理由としては、家の中で受けた汚いなどの悪い印象は、内覧者の購買意欲や評価に大きく影響するからです。

住みながら家を売る場合、ただでさえ生活感が出てしまっている上、家の中が掃除や片付けされていないと、内覧者や購入希望者は不快感や不信感を抱くかもしれません。また、あまりにも汚れなどが目立っていたり、家の中に生活臭が漂っている状態だと、内覧者や購入希望者は購買意欲を失うことでしょう。

周辺環境や利便性が分かる資料などを用意しておく

住みながら家を売る場合に限らず、家の特徴・周辺環境や利便性が分かる資料などを用意しておくことで、見学者や査定者に家の魅力をアピールするのに役立ちます。

また、住みながら家を売る方法ならではですが、内覧時に資料とともに売主自身が家の魅力や暮らしぶりを伝えることも大切です。

住み替え先の新居探しを売却活動と同時に進める

住みながら家を売りたいと考えている場合、住み替え先となる新居探しを売却活動と同時に進めることも必要です。

住み替え先の新居探しを売却活動と同時に進めることで、売却後の引き渡し期間をスムーズに調整できることに繋がります。買主も売主も引き渡し期間でストレスを受けることなく、取引を完了させられるのが一番です。

なかなか売れなければ依頼する不動産会社数を増やす

ある程度の期間が経っても売れなければ、売買仲介を依頼する不動産会社の数を増やし、売却活動の効率や宣伝効果を高めることも検討すべきです。

売却まで急がないとは言え、住みながら家を売りに出しても、なかなか売れなければ不安になることでしょう。複数の不動産会社に依頼すれば、購入を検討してくれる買主を探す間口を広がることに繋がります。

住みながら家を売る場合は、空き家の状態で売るよりも大変な点が多々あります。ただし、住みながら売ることで得られるメリットを最大限に活かし、快適な住み替えを実現しましょう。

家に住みながら売却する流れ

家に住みながら売却するという方法は、自分たちの生活と売却活動を両立させる必要があります。そのため、家に住みながら売却する場合の流れを知っておくことが大切です。

以下では、家に住みながら売却する場合の流れを確認していきましょう。

  1. ステップ1:不動産会社に査定依頼をする
  2. ステップ2:不動産会社と媒介契約を結ぶ
  3. ステップ3:住みながら内覧対応をする
  4. ステップ4:購入希望者と交渉する
  5. ステップ5:売買契約を結ぶ
  6. ステップ6:引き渡し準備をする
  7. ステップ7:引き渡しと決済を行う

ステップ1:不動産会社に査定依頼をする

不動産の査定依頼は、売却価格などを比較するためにも複数の不動産会社に行うことがおすすめです。

また、査定依頼時には住みながら売却すること、内覧時の希望条件などを伝えましょう。住みながら売却することを伝えることで、不動産会社はその状況に合わせた対応や提案をしてくれます。

ステップ2:不動産会社と媒介契約を結ぶ

不動産会社と結ぶ媒介契約は、不動産会社が自分たちの代理人として物件の売却活動を行うことを約束する契約です。

媒介契約には、専任媒介契約・専属専任媒介契約と一般媒介契約の3種類があります。専任媒介契約は、1社の不動産会社だけに売却活動を任せる契約で、自分で探した買主とは直接契約が可能です。専属専任媒介契約も1社だけに売却活動を任せる契約ですが、自分で探した買主でも仲介が必要になります。

一般媒介契約は、複数の不動産会社に売却活動を任せる契約で、自分で探した買主とも直接契約が可能です。専任媒介契約・専属専任媒介契約と一般媒介契約のどちらを選ぶかは、自分たちの希望や状況によって決めましょう。

ステップ3:住みながら内覧対応をする

内覧者に自分たちの家を見せる内覧対応は、購入希望者の購買意欲や評価に大きく影響します。住みながら行う内覧日程は自分たちの生活もあるので、不動産会社と事前に調整して、できるだけ柔軟に対応しましょう。

ステップ4:購入希望者と交渉する

購入希望者との交渉は、媒介契約で任せている不動産会社が仲介して行います。交渉では、自分たちの希望や状況に合わせて不動産会社へ要望を伝えておきましょう。

ステップ5:売買契約を結ぶ

売買契約書は、仲介に入っている不動産会社が作成の上、対応してくれます。売主側は、土地測量図・境界確認書など物件に関する調査書類を用意しておくことで、購入希望者との間でトラブルや紛争が発生しないように対応できます。

売買契約の際には、主に以下のような書類などが必要になります。

  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 収入印紙
  • 本人確認書類
  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知
  • 固定資産税納税通知書

ステップ6:引き渡し準備をする

売買契約後は、すみやかに引き渡し準備を進めていきます。

  • 引っ越し先を探したり、引っ越し業者と契約して住み替え先に移る
  • 家の中の掃除や修繕を行ったり、ガスや水道などの解約手続きを行う
  • 所有権移転登記の手続きで不動産の所有権を売主から買主へ移転する
  • ローン中の物件の場合、売却代金で一括完済後に抵当権抹消する(引き渡し後でも可)
  • 鍵や引渡し時に提出する書類などを用意しておく

引っ越し先や引っ越し業者を探すのは、物件の売買契約後に行うのではなく、売り出しと同時に探すなど早めに決めておくことがおすすめです。

なお、売買契約時に設定された期限内に引き渡しができない場合、契約違反と見なされてしまい、違約金が発生することもあるので注意してください。また、引き渡しの際に必要となる書類やものについては、次のステップで紹介しています。

ステップ7:引き渡しと決済を行う

最後に、売却した物件の引き渡しと残代金決済を行います。残代金決済・物件の引渡し当日は、売主と買主、仲介している不動産会社の担当者、司法書士、金融機関担当者などが立ち会います。立会人の段取りについては、仲介した不動産会社の方で対応します。

物件の引き渡しと残代金決済を行う際は、主に以下のような書類などが必要になります。

  • 実印
  • 印鑑証明書(3ヶ月以内のもの1通)
  • 本人確認書類
  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知
  • 住民票または戸籍の附票
  • 戸籍謄本
  • 売却物件の鍵一式
  • 買主に引き継ぐ資料等
  • 通帳・銀行印
  • 登記費用
  • 固定資産税評価証明書

以上が、家に住みながら売却する場合のおおまかな流れです。家に住みながら売却することで、快適な住み替えを実現できることでしょう。

家に住みながらの売却が向いている人

家に住みながらの売却が向いている人は、以下のような特徴を持っている人です。

  • 家に愛着があり、最後まで大切に住みたい人
  • 家の状態や周辺環境に自信があり、購入希望者にアピールしたい人
  • 引っ越し費用や住み替え先の費用を節約したい人
  • 内覧時のプライバシーや手間を気にしない人

家に愛着があり、最後まで大切に住みたい人

家に愛着がある人は、自分たちが住んできた家を手放すことに抵抗感や寂しさを感じることでしょう。空き家にして売却する方法では、早めに引っ越しをしなければならないことが嫌だと感じるかもしれません。

しかし、家に住みながらの売却を行えば、売却先が決まるまで自分たちの家でゆっくりと暮らせます。そのため、最後まで大切な自分たちの家で住める上、自分たちのペースで売却活動を進めることができます。

家の状態や周辺環境に自信があり、購入希望者にアピールしたい人

家の状態や周辺環境に自信がある人は、自分たちの家の魅力や利便性を十分に伝えることができないことや、内覧者に正しく評価してもらえないと不満に感じるかもしれません。

家に住みながらの売却では、自分たちの家を清潔に保つことや、周辺環境や利便性が分かる資料などを用意して伝えられます。また、内覧時に自分たちで対応したり、家の魅力や利便性などを紹介することもできます。

引っ越し費用や住み替え先の費用を節約したい人

今住んでいる家を売る際、住み替え先の用意や引っ越し費用などは、売却代金を得る前にかかってしまう大きな出費です。住んだまま家の売却活動を行う場合は、売れるまでの間はずっと住めるので、売買契約成立までに住み替え先を探せばよくなります。

また、売却先が決まった段階で引き渡しまでの期間を相談して決めることができます。このように、住み替え先を探すまでに時間を掛けたい場合、金銭的に余裕がなく引っ越しを先に行えない場合などに向いていると言えます。

内覧時のプライバシーや手間を気にしない人

内覧時に自分たちの生活空間を見せることや、内覧者の印象を良くするために家の中を清潔に保てる場合は、家に住みながらの売却が向いているでしょう。

一方、内覧時のプライバシーを気にする人は、自分たちの生活空間を見せることに抵抗感や不快感を感じるかもしれません。住みながらの売却が合わない場合は、空き家にしてから売却することをおすすめします。

いずれにせよ、家に住みながらの売却にこだわらず、自分たちにとって最適な方法を選ぶことが大切です。

リースバックは売った家に住み続けることができる

リースバックとは、不動産会社に家を売却して売却代金を受け取った後も、設定された月々の家賃を支払い、売った家を賃貸として借りて住み続ける仕組みです。そのため、住み替え目的の売却などではなく、生活資金などに困っている場合に利用されるケースが多いです。

売った家に住み続けられるリースバックには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

リースバックのメリット

リースバックのメリットは、主に以下の通りです。

  • 売却後も住み慣れた家に住み続けることができる
  • 引っ越し費用や住み替えの手間をかけなくて済む
  • 不動産会社の買取なので確実に売却できる
  • 不動産会社相手なので売却代金が短期間で受け取れる
  • 所有権がなくなり、固定資産税や火災保険料の支払いが不要
  • 売却資金でローン返済したり、他の用途に活用できる
  • 資金に余裕ができたら住宅を買い戻すこともできる

リースバックを利用する最大のメリットは、家の売却を近所や周辺にバレることなく行える上、購入者が不動産会社なので売却代金を受け取れるまでの期間が短い点です。

リースバックのデメリット

リースバックのデメリットは、主に以下の通りです。

  • 家の売却価格は相場の7割~8割程度で買い取られる
  • 売却をするわけなので家の所有権を失うことになる
  • 物件購入者に賃貸料や管理費などを支払わなければならない
  • 買取額が高い場合、利回り計算で月々の家賃も比例して高くなる
  • 物件購入者の許可がなければ改装やペットの飼育などができない
  • 物件購入者の意向によっては退去を求められる可能性がある

リースバックを利用する最大のデメリットは、不動産会社側の都合により、定期借家契約の再契約に応じてくれない場合は引き渡すことになる点です。

リバースモーゲージは家に住みながら借入できる

リバースモーゲージとは、家を担保にして金融機関から借り入れを行い、契約者本人が死亡した時点で担保の家を売却して一括返済する仕組みです。

ほとんどの金融機関で、55歳以上から申し込み可能となっており、上限は65~80歳前後が一般的です。そのため、生活資金などに困っている場合や、老人ホームなどへの入居費用の調達に利用されるケースが多いです。

家に住み続けながらお金を借りられるリースバックには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

リバースモーゲージのメリット

リバースモーゲージのメリットは、主に以下の通りです。

  • 家に住み続けながら、物件の5割~7割相当額を借り入れできる
  • リバースモーゲージで借りたお金は生活資金として使うことができる
  • 借り入れに対して毎月の支払いは利息の返済のみ
  • 生前中は元本の返済は不要で、死亡時や退去時に一括返済する

リバースモーゲージを利用する最大のメリットは、毎月の返済が利息のみでよく、死亡時に担保の物件売却による一括返済を条件として、巨額な資金を借り入れできる点です。

リバースモーゲージのデメリット

リバースモーゲージのデメリットは、主に以下の通りです。

  • 契約する場合は推定相続人の事前承認が必要
  • 契約者が死亡すると担保の家は売却され、住宅の相続ができない
  • 長寿によって融資極度額まで資金を使ってしまう可能性がある
  • 借入額が思ったより少なくなることもある
  • 金利変動で毎月の金利支払額が増加することがある
  • 不動産価値の下落で融資極度額が減額になることがある

リバースモーゲージを利用する最大のデメリットは、融資限度額を使い切ってしまうほどの長生きをしてしまう可能性がある点です。

住みながら家を売る際に不動産会社に相談するメリット

住みながら家を売る場合には、慣れている不動産会社に相談することが重要です。不動産会社に相談することで、以下のようなメリットがあります。

  • 住みながら家を高く売却するためのアドバイスを貰える
  • 家の査定や売却活動を不動産会社に任せることができる
  • 内覧時のスケジュールや対応をサポートしてもらえる
  • 購入希望者との交渉や契約をサポートしてもらえる
  • 売却後の引き渡しや決済をスムーズに進められる

住みながら家を高く売却するためのアドバイスを貰える

不動産会社は、どのようなポイントに気をつければ良いか、どのような工夫をすれば良いか、どのようなタイミングで売り出せば良いかなど、家に住みながらの売却についてアドバイスを貰えます。

内覧時には、家の清掃や整理整頓を徹底することや、明るく開放的な雰囲気を作ることや、生活臭をなくすために換気を行うことなどが重要です。また、季節や天候や時間帯によっても、家の魅力が変わります。不動産会社は、このような売りやすくするための要素を考慮して、最適な売り出し時期や価格設定を提案します。

家の査定や売却活動を不動産会社に任せることができる

不動産会社に任せると、物件の広告掲載や購入希望者の集客など様々な売却活動を行ってくれるため、実績と販促力がある業者を選ぶと良いでしょう。

内覧時のスケジュールや対応をサポートしてもらえる

住みながら家を売却する場合、自分たちの生活よりも内覧予定を優先する必要があります。生活している中での内覧は大変ですが、内覧スケジュールや対応などのサポートも不動産会社の方で行います。

内覧の日程や時間帯・人数などを調整したり、内覧時に売主がいる必要がない場合は、不動産会社の担当者が代わりに対応します。不動産会社のサポートによって、自分たちの生活にできるだけ影響を与えずに、内覧をスムーズに進めることができます。

購入希望者との交渉や契約をサポートしてもらえる

購入希望者から値下げ交渉や条件変更の要求があった場合や、契約書の内容や手続きで不明な点があった場合など、様々なシーンで不動産会社が交渉や契約をサポートします。

不動産会社は、売主そして会社としての利益を守るために、適正な価格や条件で売却できるように交渉を行うので、安心して契約を結ぶことができます。

売却後の引き渡しや決済をスムーズに進められる

住みながら家を売った場合でも、不動産会社が売却後の引き渡しや決済をスムーズに進められるようにサポートします。具体的には、引き渡し日や引き渡し方法や引き渡し時の注意点などのアドバイス、決済時の金額や手数料・税金などの計算です。

また、引き渡し時や決済時に必要な書類や証明書などの準備もサポートしてくれるため、売却後の手続きもスムーズに完了できます。

以上のように、住みながら家を売る場合には、慣れている不動産会社に相談することで多くのメリットがあります。

住みながら家を売るという方法は難しいと思われがちですが、不動産会社と協力すれば、高くて早くて安心な売却が可能です。住みながら家を売ることを考えている方は、ぜひ信頼できる不動産会社に相談してみましょう。

まとめ

今回は、住みながら家を売るコツ、メリット・デメリット、「住みながら」と「空き家」の売却どちらが良いのか、住みながら家を売るのに向いている人などについて紹介しました。

住みながら家売る方法には、メリットとデメリットがあります。自分の状況や希望に合わせて、「住みながら」と「空き家」で売却する方法を比較して、どちらが最適なのか判断することをおすすめします。

また、基本的にあまりおすすめはできませんが、住みながらお金を得る方法としては、リースバックやリバースモーゲージなどという選択肢もあります。住みながら家を売る際は、まずは不動産会社に相談することで、より良い結果を得られるようにしましょう。

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