SBI新生銀行の住宅ローンの評判は?金利・審査・デメリット

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SBI新生銀行住宅ローン

SBI新生銀行は、2023年にSBIグループの一員となった銀行です。住宅ローンは「パワースマート住宅ローン」という名前で提供されていて、保証料0円や、上乗せ金利なしで付けられる全疾病保障付団信などで知られています。一方で、2026年は日銀の利上げを受けて変動金利の基準金利が引き上げられ、固定金利も大きく上がりました。数年前の「とにかく低金利」というイメージのまま比べると、判断を誤るおそれがあります。

この記事では、SBI新生銀行の住宅ローンについて、2026年10月時点の公式情報をもとに、金利、団信、利用条件、審査、メリット・デメリット、利用者の評判の傾向を解説します。「SBI新生銀行の住宅ローンは自分に合っているのか」「デメリットは何か」を知りたい方は、申し込む前の確認に役立ててください。なお、金利は毎月見直されます。この記事の金利は、いずれも2026年10月に契約した場合の数字です。

SBI新生銀行の利用条件

SBI新生銀行の住宅ローンを申し込める人の主な条件を、表にまとめました。

項目 内容
年齢 借入申込時に20歳以上65歳以下で、完済時の年齢が80歳未満
収入 前年度の税込年収が300万円以上の正社員または契約社員。自営業の人は業歴2年以上で、2年平均300万円以上の所得(経費控除後)
国籍 日本国籍または永住許可があること(永住許可がない場合は、日本国籍か永住許可のある配偶者が連帯保証人になるなどの条件あり)
団信 団体信用生命保険に加入できること(加入は必須)
借入金額 500万円以上3億円以下(10万円単位)
担保 対象の土地・建物に、SBI新生銀行を第一順位とする抵当権を設定できること
資金の使い道 本人や家族が住むための住宅の購入・新築・借り換え・リフォームなど(投資用物件は対象外)

※2026年10月時点で公表されている主な条件です。最新の条件は公式サイトの「審査お申し込み条件」で確認してください。

年収300万円以上という条件は、年収の下限を設けていないネット銀行や、200万円以上としている銀行とくらべると、やや高めです。パートやアルバイトの人が単独で申し込むのは難しいため、収入合算やペアローンを使うかどうかも含めて検討しましょう。

口座がなくても審査に申し込める

審査の申し込みは、SBI新生銀行の口座がなくてもできます。審査を進める中で総合口座「パワーフレックス」を開設し、その口座から毎月返済する形です。給与の振込口座や公共料金の引き落とし口座に指定する、といった条件はありません。

SBI新生銀行住宅ローンの特徴

SBI新生銀行の住宅ローンには、次の3つの特徴があります。

  • 金利タイプは3種類から選べる
  • 保証料0円など、借入後のコストを抑えやすい
  • 審査の手続きが1回で済む

順番に見ていきましょう。

金利タイプは3種類

金利タイプは、次の3種類から選べます。借入額を分けて、2つの金利タイプを組み合わせる「ミックスローン」も用意されています。

  1. 変動金利(半年型)
  2. 当初固定金利(1年・3年・5年・7年・10年・15年・20年)
  3. 長期固定金利(21〜25年・26〜30年・31〜35年)

変動金利

半年ごとに金利が見直されるタイプです。SBI新生銀行の変動金利(半年型)は、毎年5月1日と11月1日の基準金利をもとに、次の適用金利が決まります。金利の見直しは、返済額にもそのまま反映される仕組みです。

当初固定金利

借りてから一定の期間だけ金利を固定するタイプです。固定期間が終わると、何も申し出なければ変動金利(半年型)に切り替わります。その時点の当初固定金利を選び直すこともでき、その場合は手数料5,500円(税込)がかかります。

長期固定金利

完済まで金利が変わらないタイプで、借入期間は21年以上35年以内です。借りている途中でほかの金利タイプに変えることはできません。返済額がずっと同じなので、家計の計画を立てやすいのが特徴です。

金利や諸費用の安さ

SBI新生銀行の住宅ローンは、保証料が0円です。一部繰上返済の手数料も無料で、インターネットから1円単位で繰上返済できます。一般団信や全疾病保障付団信は、上乗せ金利なしで加入可能です。

ただし、事務手数料は借入金額の2.2%(税込)がかかります。以前は金額が決まった「手数料定額型」もありましたが、2024年10月31日の申込分で新規の取り扱いが終わりました。現在は手数料定率型だけです。保証料が0円でも、事務手数料を含めた総額でほかの銀行とくらべることが大切になります。

柔軟な審査

一般的な住宅ローンは、事前審査(仮審査)と本審査の2回に分かれています。SBI新生銀行では、審査の申し込みのあとに必要書類を提出し、審査が通ればそのまま契約に進む流れです。申し込みから借入までは最短1か月半ほどで、書類のアップロードから契約までWebで完結できます。

「審査が柔軟」といわれることもありますが、審査基準そのものは公表されていません。転職したばかりの人や自営業の人が申し込めるかどうかは、上の利用条件と、収入の安定性をどう説明できるかで決まります。不安がある人は、申し込む前に住宅ローン専用の窓口「パワーコール」や、店舗の相談窓口で確認しておくと安心です。

SBI新生銀行住宅ローンの概要

パワースマート住宅ローンの基本的な内容を、項目ごとに確認しましょう。

借入金額

500万円以上3億円以下(10万円単位)です。団信の保障の上限も3億円となっています。

借入期間

原則は5年以上35年以内(1年単位)です。新規で住宅を購入・建築する人が変動金利(半年型)を選んだ場合に限り、最長50年まで借りられます。ただし、35年を超える期間で借りると、当初の金利に年0.1%が上乗せされます。長期固定金利を選んだ場合は、21年以上35年以内です。

金利タイプ

  • 変動金利(半年型)
  • 当初固定金利(1年〜20年)
  • 長期固定金利(21年〜35年)

以前あった「ステップダウン金利」は、2026年2月末で新規の取り扱いが終わりました。古い比較記事で紹介されていることがあるので、注意しましょう。

事務手数料

事務手数料は、融資を受けるときに銀行に払う費用です。SBI新生銀行では、借入金額に一定の率をかけて計算する「定率型」となっています。

パワースマート住宅ローン

借入金額の2.2%(税込)です。3,500万円を借りる場合は、77万円になります。このほか、抵当権設定の登録免許税、司法書士の報酬、火災保険料、印紙税なども必要です。電子契約を使えば印紙税は不要ですが、電子契約の利用手数料5,500円(税込)が別にかかります。

団信

  • 一般団信
  • 全疾病保障付団信
  • ガン団信(がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団体信用生命保険)

加入するのは、3つの中から1つだけです。くわしくは、このあとの「団信の解説」で紹介します。

SBI新生銀行住宅ローンの金利

2026年10月に契約した場合の金利を、金利タイプごとに確認しましょう。

2026年10月の金利

SBI新生銀行の住宅ローン金利(新規借入・2026年10月契約)
金利タイプ 通常金利 自己資金10%以上の優遇金利
変動金利(半年型) 年1.430% 年1.410%
変動金利(SBIハイパー預金開設者) 年1.340%
当初固定1年 年2.800% 年2.780%
当初固定3年 年2.700% 年2.680%
当初固定5年 年2.950% 年2.930%
当初固定10年 年3.400% 年3.380%
当初固定20年 年4.150% 年4.130%
長期固定(21〜35年) 年4.180〜4.330%程度(期間が長いほど高い)

※変動金利の基準金利は年2.650%。SBIハイパー預金開設者の金利は、通常金利から年0.09%引き下げた数字です。長期固定金利は比較サイトの掲載値で、通常金利と優遇金利の区別は公式サイトで確認してください。
※金利は毎月見直されます。適用されるのは、申し込んだ日ではなく契約日の金利です。

当初固定は、3年が1年より低く、期間が長くなるほど高くなる形です。10年固定でも年3%台、20年を超えると年4%台に入ります。2025年ごろまでの「固定でも1%台」という感覚とは、大きく違う水準になりました。

SBI新生銀行住宅ローンの変動金利

SBI新生銀行の変動金利(半年型)は、基準金利から一定の幅を引いて決まります。2026年10月の通常金利は、基準金利年2.650%から年1.22%を引いた年1.430%です。この引下げ幅は、借りている間ずっと続きます。

変動金利の基準金利は、2026年10月1日に年2.300%から年2.650%へ、年0.35%引き上げられました。すでに借りている人の多くは、2027年1月の返済分から新しい金利が反映されます。

変動金利のメリット

いまの時点では、固定金利より金利が低く、毎月の返済額を抑えられることが最大のメリットです。3,500万円を35年で借りる場合、変動金利(年1.430%)と当初固定10年(年3.400%)では、毎月の返済額に3万6,000円ほどの差が出ます。借入期間の途中で、固定金利に切り替えることも可能です。

変動金利のデメリット

金利が上がると、そのぶん返済額が増えます。SBI新生銀行の変動金利には、返済額を5年間据え置く「5年ルール」や、増える幅を1.25倍までにする「125%ルール」がありません。金利が上がれば、半年後の見直しで返済額がすぐに増えます。2026年のように金利が動く局面では、とくに注意が必要です。

固定金利選択型(当初固定金利)の金利

1年・3年・5年・7年・10年・15年・20年から固定期間を選べます。固定期間が終わったあとは、何も手続きをしなければ変動金利(半年型)に切り替わる仕組みです。

固定金利選択型のメリット

固定期間中は返済額が変わらないので、子どもの進学などで出費が増える時期を固定期間で守る、という使い方も可能です。

固定金利選択型のデメリット

固定期間が終わったときに金利が上がっていると、返済額が大きく増えるかもしれません。また、2026年10月の時点では、10年以上の固定金利は年3%を超えており、変動金利との差がかなり大きくなっています。

長期固定金利(全期間固定金利)の金利

完済まで金利が変わらないタイプです。2026年10月は、期間に応じて年4.18〜4.33%程度でした。

長期固定金利(全期間固定金利)のメリット

金利が上がっても返済額は変わりません。教育費や老後の資金まで含めて、長い期間の家計を計画できます。

長期固定金利(全期間固定金利)のデメリット

いまの金利水準では、変動金利より毎月の返済額がかなり多くなります。3,500万円・35年なら、年4.33%の毎月の返済額は約16万2,000円です。変動金利(年1.430%)の約10万6,000円とくらべると、月に5万6,000円ほど多くなります。将来、金利が下がっても、契約時の金利のままです。

金利が上がると返済額はどう変わる?

3,500万円を35年(元利均等・ボーナス返済なし)で借りた場合の、毎月の返済額をまとめました。

3,500万円・35年で借りた場合の毎月の返済額(試算)
金利 毎月の返済額 総返済額
年1.340%(ハイパー預金開設者の変動金利) 約104,400円 約4,387万円
年1.430%(変動金利・通常) 約106,000円 約4,451万円
年3.400%(当初固定10年) 約142,600円 約5,991万円(10年後も同じ金利の場合)
年4.330%(長期固定31〜35年) 約162,000円 約6,803万円

※事務手数料などの諸費用は含みません。

次に、変動金利(年1.430%)で借りて、5年後に金利が上がった場合を考えてみましょう。5年後のローン残高は約3,101万円です。

5年後に金利が上がった場合の毎月の返済額(残り30年)
5年後の金利 毎月の返済額 当初からの増加額
年1.430%(変わらない) 約106,000円 ―
年1.930%(+0.5%) 約113,500円 約7,600円
年2.430%(+1.0%) 約121,400円 約15,400円
年2.930%(+1.5%) 約129,600円 約23,600円

※試算は概算です。実際の返済額は返済予定表で確認してください。

金利が1%上がると、月に1万5,000円ほど返済が増えます。SBI新生銀行には5年ルールがないため、この増え方がそのまま家計に響くわけです。変動金利を選ぶなら、金利が1〜1.5%上がっても払えるかどうかを、借りる前に確かめておきましょう。

SBI新生銀行住宅ローンの団信の解説

SBI新生銀行の住宅ローンでは、団信への加入が必須です。次の3つから1つを選びます。

団信の種類 一般団信 全疾病保障付団信 ガン団信
上乗せ金利 なし なし 年0.1%
主な保障 死亡・高度障害など 死亡・高度障害・リビングニーズ・重度のがん・病気やケガによる就業不能 死亡・高度障害・がん・リビングニーズ
加入できる年齢 20〜65歳(完済時80歳未満) 20〜49歳(完済時80歳未満) 20〜49歳(完済時80歳未満)
保障の上限 3億円 3億円 3億円

※2026年10月時点の公式サイトの内容です。保険金の支払いには所定の条件があります。

団体信用生命保険(一般団信)

亡くなったときや、所定の高度障害状態になったときに、住宅ローンの残高が保険金で返済される団信です。上乗せ金利はありません。50歳以上の人は、全疾病保障付団信とガン団信に入れないため、この一般団信を選ぶことになります。

全疾病保障付団信

上乗せ金利なしで付けられる、SBI新生銀行の団信の中心です。病気やケガで働けない状態が続いたときに、毎月の返済額が保険金で支払われます。さらに、所定の期間を超えて働けない状態が続くと、ローン残高の全額が保障される仕組みです。重度のがんと判断された場合や、余命6か月以内と判断された場合も、残高が保障されます。

支払いの回数には上限があり、1回の就業不能につき8疾病なら最大12回、それ以外は最大21回です。借りてから90日間は待機期間で、この間に働けなくなっても支払いの対象になりません。精神障害などは対象外となる点にも注意しましょう。

がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団体信用生命保険(ガン団信)

所定のがんと診断が確定したときに、住宅ローンの残高が保険金で返済される団信です。金利に年0.1%が上乗せされます。借りてから90日以内にがんと診断された場合や、上皮内がんなどは保障の対象外です。

全疾病保障付団信は、重度のがんでなければ残高が保障されません。一方、ガン団信は所定のがんと診断された時点で残高が0円になります。「がんへの備えを厚くしたいか」「働けなくなるリスク全般に備えたいか」で選ぶとよいでしょう。

SBI新生銀行住宅ローンのメリット

SBI新生銀行の住宅ローンには、主に次のようなメリットがあります。

  • 頭金を用意すれば金利優遇がある
  • SBIハイパー預金を開設すると変動金利が下がる
  • 保証料や繰上返済手数料などが無料
  • 団信のラインナップが充実している
  • 審査が1回で完了する

頭金を用意すれば金利優遇あり

新規で住宅を購入し、借入金額が購入価格(建築請負価格を含む)の90%以内に収まる場合は、金利が年0.02%優遇されます。つまり、自己資金を1割以上入れる人が対象です。変動・当初固定・長期固定のどの金利タイプでも使え、固定期間が終わったあとも優遇は続きます。借り換えは対象外です。

SBIハイパー預金を開設すると変動金利が下がる

SBI証券と連携する「SBIハイパー預金」を開設している人が変動金利(半年型)で借りると、金利が年0.09%引き下げられます。2026年10月なら、通常の年1.430%が年1.340%になる計算です。本審査のあと、契約内容を確定するまでに開設を済ませる必要があります。固定金利は対象外です。ほかの優遇やキャンペーンと一緒に使えるかどうかは、事前に確認しておきましょう。

諸費用の多くが無料

保証料は0円です。一部繰上返済も、インターネットから1円単位で、手数料無料でできます。全額を繰上返済する場合の手数料は、借り方や時期によって変わることがあるので、契約前に確認しておくと安心です。

団信のラインナップが充実している

病気やケガで働けなくなったときの保障を、上乗せ金利なしで付けられるのは大きな強みです。がんに備えたい人は、年0.1%の上乗せでガン団信も選べます。ただし、どちらも加入できるのは49歳までです。

審査が1回で完了する

事前審査と本審査に分かれていないため、手続きの回数が少なく済みます。必要書類はWebでアップロードでき、契約も電子契約で進められます。店舗に行かずに手続きを終えたい人にとっては、使いやすい流れです。

SBI新生銀行住宅ローンのデメリット

SBI新生銀行の住宅ローンには、次のようなデメリットもあります。

  • 5年ルール・125%ルールが適用されない
  • 事務手数料が借入金額の2.2%かかる
  • 年収300万円以上などの申込条件がある
  • 全疾病保障付団信とガン団信は49歳までしか入れない
  • 固定金利が上がっている

5年ルール・125%ルールは適用されない

SBI新生銀行の変動金利には、5年ルールと125%ルールがありません。まずは、これらのルールの中身を確認しておきましょう。

5年ルール

変動金利で金利が上がっても、毎月の返済額を5年間は変えないというルールです。多くの銀行が採用しています。

125%ルール

5年ごとに返済額を見直すときに、新しい返済額を、それまでの1.25倍までに抑えるルールです。

5年ルール・125%ルールが適用されないことのデメリット

金利が上がると、半年後の見直しで返済額がすぐに増えます。急な金利の上昇があった場合、家計への影響が早く出るのがデメリットです。

5年ルール・125%ルールが適用されないことのメリット

一方で、5年ルールや125%ルールがあっても、利息そのものが減るわけではありません。返済額を据え置いている間は、返済額の中で利息の割合が増え、元本の減り方が遅くなります。金利が大きく上がると、返済額で利息を払いきれない「未払利息」が出ることもあり、最終的に後払いになるケースもあるのです。SBI新生銀行の仕組みは、金利の変化がすぐに返済額に出るぶん、未払利息がたまりにくいといえます。ルールの有無よりも、金利が上がっても払える借入額にしておくことが大切です。

事務手数料が借入金額の2.2%かかる

保証料は0円ですが、事務手数料は借入金額の2.2%です。4,000万円なら88万円と、まとまった金額になります。事務手数料が定額の銀行とくらべる場合は、金利だけでなく、手数料を含めた総額で比較しましょう。

年収300万円以上などの申込条件がある

正社員または契約社員で、前年の税込年収が300万円以上という条件があります。自営業の人は業歴2年以上が必要です。この条件に当てはまらない人は、ほかの金融機関も含めて探すことになります。

全疾病保障付団信とガン団信は49歳まで

SBI新生銀行の団信の強みである全疾病保障付団信とガン団信は、加入できるのが49歳までです。50歳以上で借りる人は、一般団信になります。手厚い団信を目当てにSBI新生銀行を選ぶ場合は、年齢を必ず確認しておきましょう。

固定金利が上がっている

2026年10月の時点で、当初固定10年は年3.4%、長期固定は年4%台です。以前は「固定金利も低い」と評価されていましたが、いまの水準は大きく変わっています。固定金利を選ぶなら、ほかの銀行やフラット35ともくらべて決めたほうがよいでしょう。

SBI新生銀行の住宅ローンは審査が厳しい?

「SBI新生銀行の住宅ローンは審査が厳しいのか」と気になる人は多いでしょう。審査基準は公表されていないため、厳しいか甘いかを一概にはいえません。ここでは、審査で見られやすいポイントを整理します。

審査で見られる主なポイント

見られること 内容
返済負担率 年収に対して、すべての借入の年間返済額がどのくらいか
収入の安定性 雇用形態、勤続年数、自営業の場合は所得の推移
信用情報 クレジットカードやローンの延滞、ほかの借入の状況
健康状態 団信に加入できるかどうか
物件の担保評価 土地・建物の価値、法令上の制限など

審査に通りやすくするためにできること

  1. カードローンや自動車ローンなど、ほかの借入を減らしておく
  2. クレジットカードや携帯電話の分割払いで延滞をしない
  3. 借入額を年収に見合った金額にする
  4. 必要書類をそろえて、早めに提出する
  5. 複数の金融機関に申し込んで、条件をくらべる

SBI新生銀行は審査が1回で済むぶん、審査に通ればそのまま契約に進みます。ほかの銀行ともくらべたい人は、並行して事前審査を受けておくと安心です。

利用者・検討者の口コミや評判

SBI新生銀行の住宅ローンについて、利用者や検討者の評判には、次のような傾向が見られます。個人の感想にはばらつきがあるので、あくまで傾向として参考にしてください。

金利が低い

変動金利の低さを評価する声は多く見られます。とくに、SBIハイパー預金の優遇を使った変動金利は、ネット銀行の中でも低めの水準です。ただし、2026年に入ってからは基準金利の引き上げもあり、「思っていたより返済額が上がった」と感じる人も出てきています。

手数料が安い

保証料が0円であることや、繰上返済が手数料無料でできることは、評価されやすいポイントです。一方で、事務手数料の2.2%を「高い」と感じる声もあります。借入額が大きいほど手数料も増えるため、総額でくらべることが欠かせません。

郵送申込は準備する書類が多い(アップロードがおすすめ)

審査の段階で多くの書類を出す必要があり、手間がかかったという声があります。審査が1回で済むぶん、最初にそろえる書類が多くなるためです。いまは書類をWebでアップロードできるので、郵送より手続きは進めやすくなりました。必要な書類は申込内容によって違うため、公式サイトの「必要書類シミュレーション」で事前に確認しておきましょう。

SBI新生銀行の住宅ローン申込手順

申し込みから借り入れまでの流れは、次のとおりです。

  1. 審査を申し込む
  2. 必要書類を提出する
  3. 審査結果の通知と契約手続きを行う
  4. 抵当権の設定確認と登記を行う
  5. 住宅ローンが融資される

1.審査を申し込む

公式サイトの「審査申込」から申し込みます。口座がなくても申し込みが可能です。申し込みの前には、商品説明書に目を通しておきましょう。

2.必要書類を提出する

申し込みのあとに案内が届くので、住宅ローンのマイページから必要書類をアップロードします。本人確認書類、収入を証明する書類、物件の資料などが主な書類です。団信の申し込みも、この時期にWebで行います。

3.審査結果の通知と契約手続きを行う

審査の結果は、マイページで通知されます。審査に通ったら、借入金額・借入期間・金利タイプなどを決めて、契約手続きに進みましょう。電子契約を選ぶと、印紙税がかからない代わりに、利用手数料5,500円(税込)がかかります。

4.抵当権の設定確認と登記を行う

銀行が指定する司法書士が物件の引き渡しに立ち会い、抵当権の設定登記ができるかどうかを確認する段階です。確認が取れたら、司法書士が法務局で登記の手続きを進めます。

5.住宅ローンが融資される

融資が実行されるのは、決めておいた借入日です。借入日は、契約日からその翌々月の最終営業日までの間で選べます。物件の引き渡し日から逆算して、余裕を持って申し込みましょう。

借り換えでSBI新生銀行を検討する場合

SBI新生銀行は、ほかの銀行からの借り換えにも対応しています。ただし、自己資金の優遇(年0.02%)は借り換えには使えません。すでにSBI新生銀行で借りている人が、SBI新生銀行で借り換えることもできない仕組みです。借り換えでは、事務手数料(借入金額の2.2%)や登記費用もかかります。いまの金利との差だけでなく、諸費用を差し引いて、総返済額がどれだけ減るかを計算してから判断しましょう。

住み替えや売却を考えるときは

住宅ローンを返している途中で、住み替えや売却を考える人もいるでしょう。まずは、ローンの残高と家の売却価格の見込みをくらべてみてください。売却する場合は、決済の日に売却代金でローンを完済し、同時に抵当権を抹消するのが一般的な流れです。ローンが残っていても、売却はできます。

変動金利の上昇で返済が苦しくなってきた場合は、延滞する前に、銀行や不動産会社へ早めに相談しましょう。延滞してからでは、選べる方法が少なくなってしまいます。

SBI新生銀行の住宅ローンに関するよくある質問

SBI新生銀行の住宅ローンのデメリットは何ですか?

変動金利に5年ルール・125%ルールがないこと、事務手数料が借入金額の2.2%かかること、年収300万円以上などの条件があること、手厚い団信が49歳までしか入れないことが主なデメリットです。

SBI新生銀行の住宅ローンは、パートでも借りられますか?

申込条件は、正社員または契約社員で年収300万円以上、自営業なら業歴2年以上です。パートやアルバイトの人が単独で申し込むのは難しいため、配偶者との収入合算などを検討しましょう。

金利はいつの時点のものが適用されますか?

申し込んだ日ではなく、契約日の金利が適用されます。翌月の金利は、当月の25日ごろからパワーコール(住宅ローン専用)に問い合わせれば確認可能です。

変動金利は、いつ見直されますか?

見直しは半年ごとで、もとになるのは毎年5月1日と11月1日の基準金利です。すでに借りている人の返済額にいつから反映されるかは、借りた時期やボーナス返済の設定によって変わります。

固定金利から変動金利に変えられますか?

当初固定金利は、固定期間が終わると自動で変動金利(半年型)になります。長期固定金利は、借りている途中で金利タイプを変えることはできません。

50年ローンは使えますか?

新規で住宅を購入・建築し、変動金利(半年型)を選んだ場合に限り、最長50年で借りられます。35年を超えると金利が年0.1%上乗せされます。月々の返済は軽くなりますが、総返済額は増える点に注意しましょう。

まとめ

SBI新生銀行の住宅ローンは、保証料0円や繰上返済手数料無料で、借りたあとのコストを抑えやすいのが魅力です。上乗せ金利なしで付けられる全疾病保障付団信も、ほかの銀行にはない強みといえます。

一方で、2026年は変動金利の基準金利が上がり、固定金利も年3〜4%台まで上昇しました。変動金利には5年ルール・125%ルールがないため、金利が上がったときの返済額を、借りる前に試算しておくことが大切です。

SBI新生銀行の住宅ローンはこんな方に最適

  • 保証料0円で、繰上返済をこまめにしたい方
  • 49歳以下で、病気やケガで働けなくなったときの保障を厚くしたい方
  • SBI証券を使っていて、ハイパー預金の優遇で変動金利を下げたい方
  • 自己資金を1割以上用意でき、金利の優遇を受けたい方
  • 店舗に行かずに、Webで手続きを終えたい方

反対に、50歳以上で手厚い団信を付けたい人や、事務手数料を抑えたい人は、ほかの銀行ともくらべてみましょう。金利・団信・手数料をあわせて比較し、無理なく返せる金額で借りることが、住宅ローン選びで失敗しないポイントです。

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