一戸建ての内覧を成功させる秘訣~売却する前に、掃除で「不要な物」は処分!
一戸建ての売却を行う際には、査定から不動産会社の契約、内覧・買主との契約という流れになります。
それぞれに重要なポイントはあるのですが、内覧で買主に良い印象を持ってもらうことも、売却をスムーズに進める上で重要といえます。
そこで今回は、内覧時に良い印象を持ってもらう為のポイントをまとめました。これから一戸建ての売却を考えられている方はぜひご覧ください。
家を売りたいと考えている方へ
一戸建ての内覧時にチェックされる「風通し」と「眺望」
中古住宅を買いに来られる方の多くは貸し出そうと思ってくるのではなく、自分自身が住むための家を買うために来られます。よって、自分自身がその家に住んだらどうかということを考えながら内覧をされます。そんな時に重要なポイントとなるのは、家の中の風通しと家からの眺望です。
家の中の風通しを良くする重要性とポイント
家が傷むポイントとして、湿気があります。家の中の湿気が抜けにくい家ですと、下記のような症状が発生しやすくなってしまいます。
- 窓が結露しやすくなる
- 壁紙やカーテンにカビが繁殖する
- 断熱材や柱材が劣化する
また、湿気を好むダニやカビといったものはアトピーや喘息などの原因にもなりますので、子供にも悪い影響が及びます。このような心配が「風通しが良い」ということだけで解決することが出来ますので、風通しの重要性を分かっていただけるでしょう。
よって、一戸建てを売りに出す際には「風通しを悪くしている家具・家電がないか」「家具の配置で風通しが悪くなっていないか」を確認し、もし不要な家具・家電のせいで風通しが悪くなっているようであれば思い切って処分してしまいましょう。
加えて、買主候補が内覧に来られる15分前くらいから窓を開けて換気をしておくことで、さわやかな印象をあたえることが出来ますので更に良いといえるでしょう。
一戸建ての眺望を良くする重要性とポイント
マンションを借りたことのある方でしたらお分かりいただけると思いますが、太陽の差し込み具合によって部屋の暖かさや洗濯物の乾き具合が大きく変わってきます。また、朝一番に見る景色によって、その日のモチベーションも大きく変わってきます。
以上のような理由から家からの眺望及び日の入り具合の重要度は高いといえます。もし売ろうとしているあなたの家に眺望や日差しを遮っている家具があるようでしたら、必要かどうかを考えてみることをおすすめいたします。
一戸建てを売却は不動産会社の担当さんの協力が必須
ここまでは自分自身で問題がないかを考えることをおすすめしていましたが、もし自分ではどうかわからないという場合は仲介をお願いしている不動産会社の担当さんに協力してもらうことも重要です。
一戸建てを売却する際には、その地域での売却実績や売却戦略をしっかりと持った不動産会社に依頼することが売り抜けるかどうかのポイントとなります。この点を契約前に考慮して不動産会社を決めているのであれば、あなたの担当さんは今までの経験から「どのような物件は売れやすい」「このような問題を持っている物件は売れづらい」という点を把握していることでしょう。
自分で分からないことは不動産会社の担当に確認を
そこで、自分自身でどうすればよいか分からないという場合には担当さんに「マイナス評価となる点はないか」「もっと売れやすくするために必要なことはないか」を聞いてみましょう。
最後に、空き家など住んでいない一戸建ての内覧の印象をアップするための方法をお伝えいたします。
一戸建ての見栄えを良くするためにも家具レンタルやグリーンレンタルを
親からの相続で使っていない一戸建てを売却したいと考えている方にとっても、不要なものを処分するということは重要です。
これから住もうと思って内覧に来ていたとしても、家の中の家具が傷んでいたりしてしまうとマイナスの印象をあたえることになってしまいます。よって、傷んでいる家具がある際は思い切って処分されることをおすすめいたします。
家具がない一戸建ては購入後のイメージが沸きにくい
家具を一切処分してしまって建物だけにしてしまうのもよろしくありません。
賃貸と違って一戸建てを買うという場合は大きな金額が動く話となります。よって、自分が住んでいるイメージが出来ないことには「この家を買おう」と思いにくくなってしまいます。また、家具をおいた時の部屋の広さや圧迫感が分かったほうが、自分たちにとってマッチしている家なのかどうかが分かりやすいというように考える方も多いです。
以上から、おすすめは傷んでいる家具に関しては処分してしまって、家具のレンタルサービスを使われることです。
アメリカなどでは一戸建ての売却を行う際に家具のレンタルサービスを使うことは一般的に普及しています。日本でも最近はインターネット上から依頼することができ、1ヶ月単位で借りることが出来るサービスも増えてきております。
一戸建てが売却できる期間は8ヶ月!?
なお、アットホーム㈱が行った「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」によると、売りに出した家が売れるまでは平均8ヶ月かかるとのことでした。ある家具レンタル会社では1日数百円でレンタルできるとのことなので、8ヶ月かかったとしても、10万円もいかない出費です。それだけの出費で平均よりも早く売れるようであれば、十分に検討に値することだといえるでしょう。
まとめ|一戸建ての売却は内覧が重要
以上、内覧前に家の中の不要なもの・問題点を見つけ出して、内覧時にいい印象を持ってもらうための方法をまとめました。
- 家の中の風通しを良くする
- 家の眺望を良くする
- プロである不動産会社の担当の意見を聞く
- 傷んでいる家具は処分してしまう
- 家具がない場合は家具レンタルを使う
一戸建てを販売される際に、住んだまま販売するか引っ越した後販売するかは人によって事情が違います。ですがどちらの場合でも内覧時にチェックされるポイントを抑えた掃除・片付けを行うことで良い印象を持ってもらうことはできます。
それによって買主の購買意欲を高めることが出来るのであれば、十分に力を注ぐべきポイントだと言えるでしょう。自分ならどのような状態の家を見てみたいか、を考えて売却中の家を準備していくようにしましょう。