三井住友銀行住宅ローンの口コミや評判は?メリット・デメリットも解説
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住宅ローンの利用を考えている人にとって、気になるのは住宅ローンの口コミや評判です。特に、三井住友銀行をメインバンクとして利用されている方は、同行の住宅ローンの評判が気になるのではないでしょうか。
この記事では、三井住友銀行の住宅ローンについて、利用条件や金利、団信などの詳細を解説します。また、利用者や検討者の口コミや評判も紹介します。三井住友銀行の住宅ローンが自分に合っているかどうか、チェックしてみましょう。
三井住友銀行住宅ローンの利用条件
三井住友銀行住宅ローンの利用条件は以下の通りです。
年齢 | 借入時に満18歳以上満70歳の誕生日までの方で、完済時満80歳の誕生日までの方 |
---|---|
収入 | ― |
勤続年数 | ― |
借入金額 | 100万円以上3億円以内(10万円刻み) |
物件の価値 | 融資対象物件に同行指定の保証会社を抵当権者とする抵当権の設定が必要 |
※利用する住宅ローン商品によって利用条件が異なる場合あり
※同行指定の団体信用生命保険への加入、保証会社の保障を受けられる条件あり
三井住友銀行住宅ローンの口座開設条件
三井住友銀行住宅ローンでは、三井住友銀行の口座を所有していなくても、住宅ローンへの申し込みは可能です。
ただし、住宅ローン契約までに三井住友銀行の普通預金口座が必要になるため、早めに口座開設手続きを行いましょう。
三井住友銀行住宅ローンの口座開設手順
三井住友銀行で口座を開設できる方法は以下の3つです。
- アプリで口座を開設する
- ホームページから口座を開設する
- 店頭で口座を開設する
アプリで口座を開設する場合
このうち、アプリで口座を開設する場合の手順は以下の通りです。
- 三井住友銀行アプリをダウンロードする
- アプリトップページから[Oliveアカウントを申し込む]を選択する
- 本人確認書類を撮影してアップロードする
- 1~2週間でマルチナンバーレスカードが届く(口座開設完了)
なお、本人確認書類のアップロード時には、アプリからのマイナンバーカードの読み取りもしくは自撮りを行った場合、最短で当日中に口座番号が通知されます(自撮りなしは通知まで約2週間)。
ホームページから口座を開設する場合
ホームページからの口座開設でも同様に、本人確認書類のアップロードと必要事項の記入を行います。マルチナンバーレスカードの受け取りと口座番号の通知まで、1~2週間程度必要です。
店頭窓口で口座を開設する場合
店頭窓口での申し込みでは、当日に口座番号が通知されます。キャッシュカードは1~2週間で手元に届きます。
口座開設をする際に必要な書類
それぞれの申し込み方法で必要になる書類は以下の通りです。
口座開設方法 | 必要書類 |
---|---|
アプリでの口座開設 | ・マイナンバーカード、運転免許証(運転経歴証明書)、パスポートのうち、いずれか1点の本人確認書類 ・SMSを利用可能なスマートフォンとメールアドレス |
ホームページでの口座開設 | ・マイナンバーカード、運転免許証(運転経歴証明書)、パスポート、在留カード(特別永住者証明書)、健康保険証のうち、2点の本人確認書類 ・SMSを利用可能な携帯電話 ・メールアドレス |
店頭での口座開設 | ・マイナンバーカード、運転免許証(運転経歴証明書)、在留カードのいずれか1点、もしくは健康保険証、住民票の写しの2点 ・印鑑 |
三井住友銀行住宅ローンの特徴
三井住友銀行住宅ローンの主な特徴は以下の通りです。
- 金利タイプは3種類から選択可能
- お得なポイントアッププログラムがある
- 借り換え、リフォーム、住み替えでも住宅ローンを利用できる
それぞれ詳しく解説します。
金利タイプは3種類から選択可能
三井住友銀行住宅ローンでは、3つの金利タイプから選択できます。
- 変動金利型(最後までずーっと引き下げプラン)
- 固定金利特約型(最初にぐぐっと引き下げプラン、最後までずーっと引き下げプラン)
- 超長期固定金利型(全期間固定 超長期固定金利型プラン)
変動金利型は借入した当初の低金利の恩恵を受けたい場合に、固定金利特約型は、将来的な金利の動向を見極めたい場合におすすめです。また、超長期固定金利型は、安定した返済計画を立てたい場合に向いています。
お得なポイントアッププログラムがある
三井住友銀行住宅ローンの特徴として、Vポイントのポイントアッププログラムを利用できます。
Vポイントの還元率は通常0.5%ですが、グループ会社のサービス利用状況次第で、対象のコンビニエンスストアや飲食でのご利用時に、最大+8%のVポイントが還元されます。
ポイントアッププログラムを利用するには、Oliveアカウントの契約と設定された条件を達成する必要があります。
借り換え、リフォーム、住み替えでも住宅ローンを利用できる
三井住友銀行住宅ローンでは、新規の借入以外にも、住宅ローンの借り換え、リフォーム、住み替えにも利用できるのが特徴です。
三井住友銀行では、住宅ローンのほかに「住み替えローン」と「借り換えローン」が用意されており、以下の使い道で利用できます。
- 自宅の購入・新築資金
- 自宅の増改築資金
- 自宅の買い替え・建て替え資金
- 住宅ローンの借り換え資金(同行以外のローンを利用している場合)
住み替えローンの利用条件
住み替えローンは住宅ローンの利用条件に加え、以下の条件を満たす場合に利用できます。
- 借入中の住宅ローンが借入後4年以上経過しており、かつ直近1年間に延滞がない場合
- 前年度の税込年収が500万円以上の場合
住み替えローンを利用すれば、住宅ローンの返済と合わせてローンを1つにまとめられるのが特徴です。
借り換えローンの利用条件
借り換えローンは住宅ローンの利用条件に加え、以下の条件を満たす場合に利用できます。
- 借入中の住宅ローンが借入後2年以上経過しており、かつ直近1年間に延滞がない場合
- 前年度の税込年収が200万円以上の場合
なお、金利タイプは住宅ローンと同じく、3つのタイプから選択可能です。
三井住友銀行住宅ローンの概要
三井住友銀行住宅ローンの概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
借入金額 | 100万円以上3億円以内(10万円刻み) |
借入期間 | 1年以上35年以内(1ヶ月刻み) |
金利タイプ | 変動金利型/固定金利特約型/超長期固定金利型 |
金利プラン |
① 最後までずーっと引き下げプラン ② 最初にぐぐっと引き下げプラン ③ 超長期固定金利型プラン |
事務手数料 | 融資金額の2.2%(税込) |
団信 | 同行指定の団体信用生命保険への加入が必要 |
※固定金利特約型の借入期間は2年以上35年以内(1ヶ月刻み)、超長期固定金利型は10年超35年以内(1ヶ月刻み)
※金利プラン①は変動金利型と固定金利特約型、②は固定金利特約型、③は超長期固定金利型にそれぞれ適用
三井住友銀行の住宅ローン金利
三井住友銀行の住宅ローン金利を紹介します。変動金利型の金利は以下の通りです。
金利タイプ | 店頭金利 | 融資利率 |
---|---|---|
変動金利型 | 年 2.625% | 年 0.625%~年 0.875% |
※2024年11月時点の金利
※最後までずーっと引き下げプラン適用時
※金利プラン適用による引き下げ幅は、申込内容や審査結果などにより決定
「最初にぐぐっと引き下げプラン」が適用された場合の金利
次に、固定金利特約型のうち、「最初にぐぐっと引き下げプラン」が適用された場合の金利は以下の通りです。
固定期間 | 店頭金利 | 融資利率 |
---|---|---|
固定5年 | 年 3.80% | 年 1.50% |
固定10年 | 年 4.10% | 年 1.80% |
固定15年 | 年 4.35% | 年 2.05% |
固定20年 | 年 4.55% | 年 2.25% |
※2024年11月時点の金利
※固定金利特約期間経過後は、店頭金利より▲年2.0%となる
※金利プラン適用による引き下げ幅は、申込内容や審査結果などにより決定
「最後までずーっと引き下げプラン」が適用された場合の金利
次に「最後までずーっと引き下げプラン」が適用された場合の金利は以下の通りです。
固定期間 | 店頭金利 | 融資利率 |
---|---|---|
固定2年 | 年 3.60% | 年 1.60%~年 1.85% |
固定3年 | 年 3.75% | 年 1.75%~年 2.00% |
固定5年 | 年 3.80% | 年 1.80%~年 2.05% |
固定10年 | 年 4.10% | 年 2.10%~年 2.35% |
固定15年 | 年 4.35% | 年 2.35%~年 2.60% |
固定20年 | 年 4.55% | 年 2.55%~年 2.80% |
※2024年11月時点の金利
※金利プラン適用による引き下げ幅は、申込内容や審査結果などにより決定
超長期固定金利型(超長期固定金利型プラン適用時)の金利
最後に、超長期固定金利型(超長期固定金利型プラン適用時)の金利は以下の通りです。
融資年数 | 店頭金利 | 融資利率 |
---|---|---|
10年超~15年以内 | 年 2.88% | 年 2.38%~年 2.88% |
15年超~20年以内 | 年 2.96% | 年 2.46%~年 2.96% |
20年超~35年以内 | 年 3.19% | 年 2.69%~年 3.19% |
※2024年11月時点の金利
※借入時の店頭金利より、借入金額の30%以上同型での借入の場合は最大▲年0.5%とする
※金利プラン適用による引き下げ幅は、申込内容や審査結果などにより決定
三井住友銀行住宅ローンの団信の解説
三井住友銀行住宅ローンには、一般団信付きローンのほか、以下の団信付きローンなどがあります。
クロスサポート(連生団信)
クロスサポートは、連帯債務で借入する2人(主に夫婦)のどちらか一方に万一のことがあった場合に、ローン残高が0円になる住宅ローンです。
ペアローンや一般的な連帯債務型ローンとは違い、契約者のどちらに万一のことがあった場合でも、住宅ローンが残らない仕組みとなっています。
クロスサポートは、住宅ローン金利に+年0.18%上乗せすることで利用できます。
三井住友銀行住宅ローンのメリット
ここでは、三井住友銀行住宅ローンのメリットを紹介します。
夫婦のいずれかに万一のことがあれば返済が免除される
三井住友銀行住宅ローンのクロスサポート(連生団体信用生命保険付き住宅ローン)を利用すれば、主債務者と連帯債務者のいずれかが死亡、もしくは高度障害となった場合に、住宅ローン残高が0円になります。
一般的な住宅ローンでは、主債務者が夫の場合、妻が死亡しても住宅ローン返済は逃れられません。
クロスサポートなら、夫婦のいずれかに万一のことがあっても、遺された側は返済不要で自宅に住み続けられます。
病気が発覚したら返済が免除される
三井住友銀行住宅ローンの8大疾病保証付き住宅ローンでは、8大疾病のいずれかと診断されて、かつ所定の条件を満たした場合、住宅ローン残高が0円になります。
前述の通り、年齢によって保障内容が異なりますが、住宅ローン返済中に発症する重い病気は家庭の経済的ダメージが大きいものであり、契約者によって大きなサポートとなります。
自然災害に被災した際に返済を一部免除できる特約がある
三井住友銀行住宅ローンの自然災害時返済一部免除特約付住宅ローンでは、地震や台風、豪雨、津波、雹(ひょう)などによって自宅が罹災した場合、住宅ローンの返済が一部免除されます。
自宅建物の主要部分が全壊(建物主要部分の損害割合50%以上)した場合、約定返済24回分が免除(払戻し)になるほか、大規模半壊や半壊でも、ローン返済が払い戻されます。
注文住宅を建てる場合は土地資金を先に借入可能
三井住友銀行住宅ローンでは、契約者が住む住宅の購入・建築資金としてだけではなく、宅地(土地)の購入資金としても利用できるメリットがあります(※土地購入のみの場合は融資できません)。
住宅ローンは住宅の建築や購入のためのローンであり、土地の購入費用に先に充てることができないケースがあります。三井住友銀行住宅ローンでは土地分であっても購入費用に先行融資で利用できるのがメリットです。
他行ではこのような場合、土地先行融資やつなぎ融資を受けるのが一般的ですが、同行では宅地としての利用を前提とした宅地(土地)の資金としても借入が可能です。
返済日を待たずに繰上返済できる
三井住友銀行住宅ローンでは、返済日を待たずにいつでも繰上返済ができます。
金融機関の多くは繰上返済をしても、実行されるのは決済日(返済日)となります。同行の住宅ローンなら好きなタイミングで繰上返済ができ、わずかながら決済日までの利息を回避できます。
こまめに返済したい人にとっては、うれしいポイントです。
三井住友銀行住宅ローンのデメリット
ここでは、三井住友銀行住宅ローンのデメリットを紹介します。
ネット銀行と比較すると金利が高い
三井住友銀行住宅ローンの金利水準は、ネット銀行と比較してもやや高い状況です。
Web完結できる住宅ローンなど、ネット銀行に対抗するサービスは提供しているものの、金利の比較となるとやや厳しいでしょう。
変動金利に関しても他行と比べやや高い水準となっています。
サービス利用時には金利上乗せが必要
三井住友銀行住宅ローンで団信付き住宅ローンなどのオプションプランを利用する場合、金利の上乗せが必要になります。
前述の通り、クロスサポートは+年0.18%、8大疾病保証付き住宅ローンは+年0.3%の金利上乗せが必要です。
借入金額によって異なるものの、金利が0.1%変わるだけでも返済総額が数十万円から数百万円変わることもあるため、利用時には注意が必要です。
利用者・検討者の口コミや評判
ここでは、利用者や検討者の口コミや評判を紹介します。
担当者の対応が良かった
「自営業のため、時間を融通してもらえるなど配慮してもらった」
「担当者が親しみやすく、説明も分かりやすかったため、安心して話が聞けた」
口コミとしてよく見られたのが、担当者の対応が良かったという声です。担当者の対応によって、使いやすさや印象が大きく異なるため、利用を検討している方にとっては参考になるでしょう。
保障が充実している
「クロスサポートがあるから安心して住宅ローンを組める」
「8大疾病保証付き住宅ローンが心強い」
三井住友銀行住宅ローンの保障の充実ぶりを評価する声も良く見られました。主債務者や連帯債務者に万一のことがあれば、住宅ローンの返済義務を免除されるのは、利用者にとって大きな安心材料となります。
審査が早い
「審査のスピードが極めて速かった」
「事前審査から本審査、申し込みまでスムーズだった」
三井住友銀行住宅ローンの審査の速さを評価する声もありました。審査基準は公表されていないため、一概には言えませんが、できるだけ早く融資を受けたい方にとって、利用しやすい住宅ローンといえます。
Web申し込みが分かりにくい
「Web申し込みが分かりにくかった」
三井住友銀行住宅ローンの口コミとして、Web申し込みが分かりにくかったという声も見られました。同行ではWeb完結型の住宅ローンを提供していますが、実際に申し込む際は少し時間が掛かることを覚悟しておいた方がいいかもしれません。
担当者以外の対応に不満
「契約時に担当者ではなく対応された方の知識が乏しすぎて不快な気持ちになった」
「サブで付いた担当者の知識が足りず、同じ質問をしたり、要らないサービスを提案されたりした」
気になる点として、担当者以外の方の対応に不満を感じたという声が良く見られました。担当者が親身に対応しても、他の方の対応が良くなければイメージダウンは避けられないといえるでしょう。
まとめ
今回は三井住友銀行住宅ローンの口コミや評判について解説しました。おおむね良い評判や口コミが多く、担当者の対応や審査のスピードを評価する声が多いのが印象的です。
Webから申し込みができるほか、万一の場合の保障が充実しているため、利用しやすい住宅ローンといえます。
住宅ローンの利用を考えている方は、三井住友銀行住宅ローンの利用も検討してみてください。
三井住友銀行住宅ローンはこんな方に最適
三井住友銀行住宅ローンは以下に該当する方におすすめです。
- 夫婦のいずれかに万一のことがあった場合の保障を充実させたい人
- 自然災害時の保障を充実させたい人
- 広範囲の病気に対する補償を充実させたい人
- 担当者の手厚いサポートを求める人
- スピーディーかつ柔軟な審査を求める人
- 土地先行融資が必要な人