全国地価マップの見方!使う前に売却する「土地の相場」を調べよう!

全国地価マップ_見方

全国地価マップは、日本全国の土地の価格を調査する際に非常に便利なツールです。特に土地を売却する際、その地域の相場を把握することは非常に重要です。このマップの見方や使い方を理解することで、適切な売却価格を設定するための基礎知識を得ることができます。ここでは、全国地価マップの見方や、土地売却前に相場を調べる方法を詳しく解説します。

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全国地価マップとは?

全国地価マップは、国土交通省が提供する公式のウェブサイトで、全国の土地価格の情報を地図上で視覚的に確認できるツールです。これにより、土地の価格相場や過去の価格動向を把握し、売却時の判断材料とすることができます。主に「公示地価」「基準地価」などの公式データを基にしています。

全国地価マップの主な特徴

公示地価と基準地価

全国地価マップには、以下の2種類のデータが掲載されています。

公示地価 毎年1月1日時点の土地価格を示すデータで、主に都市部の地価指標として利用されます。国土交通省が毎年発表する「地価公示」に基づくもので、土地取引や土地の価値評価の基準となります。
基準地価 毎年7月1日時点の土地価格を示すデータで、地方自治体が調査し、主に地方の土地価格を示します。公示地価と同様に、土地の取引や評価の参考になります。

視覚的にわかりやすい地図表示

全国地価マップは、地図上に土地の価格情報が表示されるため、視覚的に非常にわかりやすいのが特徴です。地図上で土地の場所を指定するだけで、その土地の地価を簡単に確認することができます。また、近隣の土地の価格と比較しやすく、地域全体の相場を把握するのに役立ちます。

過去の地価データも確認可能

全国地価マップでは、過去数年間の地価の推移も確認できるため、土地価格の上昇傾向や下降傾向を把握することが可能です。これにより、将来の土地の売買を考える際に重要な参考材料となります。

全国地価マップのメリット

信頼性

国土交通省や地方自治体が提供する公的なデータに基づいているため、信頼性が高いです。

無料で利用可能

全国地価マップは無料で利用でき、どなたでも簡単にアクセス可能です。

手軽に相場調査

地図上で視覚的に土地価格を把握できるため、手軽に相場を調査できます。

全国地価マップの使い方

全国地価マップを使うことで、土地の売却を検討する際にその地域の地価を簡単に調べることができます。以下にその基本的な使い方を説明します。

検索方法

サイトにアクセス

「全国地価マップ」のウェブサイトにアクセスします。

エリアを選択

地図上から調べたいエリアを選択するか、住所や市町村名を入力して検索します。都道府県や市区町村単位で簡単に探せます。

詳細なエリア選択

地図を拡大していくことで、細かい地域の地価が表示されます。マップ上に表示される色やポイントは、それぞれの土地の地価を示しています。

価格の確認方法

地価ポイントの選択

地図上に表示されるポイントをクリックすると、その土地の「公示地価」や「基準地価」の情報が表示されます。地価情報には、価格や土地の面積、所在地が示されています。

周辺地域との比較

他の周辺エリアのポイントも比較することで、その地域全体の価格帯や、土地の相場のトレンドを確認できます。

過去のデータ確認

全国地価マップでは、過去のデータも確認できます。数年間の地価の推移を確認することで、土地の価値がどのように変動しているかを知ることができます。

全国地価マップを使う前に知っておきたいこと

全国地価マップを活用して土地の相場を確認する際、いくつかのポイントに注意する必要があります。

公示地価・基準地価の違い

公示地価と基準地価は、それぞれ調査の時期や対象地域が異なるため、必ずしも同じ価格が示されるわけではありません。公示地価は主に都市部を対象にしており、基準地価は地方部も含めたより広範囲な地域をカバーしています。売却を考えている土地の所在地によって、どちらの価格を参考にするべきかを判断することが大切です。

実際の取引価格との差異

公示地価や基準地価は、あくまでも目安であり、実際の取引価格とは異なる場合があります。市場の需要と供給の状況、土地の形状や接道条件、用途地域などによって、実際の売却価格が変動する可能性があります。

地価の動向

全国地価マップで過去のデータを確認する際、地価の上昇・下落のトレンドを把握することが重要です。特に将来的な都市開発計画やインフラ整備が進む地域では、地価が上昇する可能性が高いです。反対に、人口減少や過疎化が進む地域では、地価が下落傾向にある場合があります。

全国地価マップで分かる4つの評価軸とは

全国地価マップでは各地域の以下4つの価格を調べることが出来ます。

固定資産税路線価とは

固定資産税路線価とは、道路に付けられた価格のことで、その道路に接している土地の1平米あたりの価格を示しています。

例えば1平米10万円の道路に接している50平米の土地があったとします。この場合、土地の固定資産税評価額は500万円となります。

相続税路線価とは

相続税路線価とは、相続税や贈与税を算出する際の基準となる路線価のことです。この路線価は国税庁が毎年7月初旬に「財産評価基準書」によって公表されます。

地価公示価格とは

地価公示価格とは、国土交通省が全国に定めた標準値を対象に毎年1月1日時点の価格を公示するというものです。この地価公示価格は土地の取引の重要な指標の1つとして用いられます。

都道府県地価調査価格とは

都道府県地価調査価格とは、各都道府県の知事が毎年7月1日時点における調査時点の正常価格を判定するのです。

これは国土利用計画法施行令第9条にもとづいて行われています。この都道府県地価調査価格を用いて、土地取引規制の際の価格審査や地方公共団体などによる買収価格の算定の基準を作っています。

以上の価格を調べることが出来るのですが、ではここからどうやって相場を出していくのか見ていきましょう。

土地の相場を調べるための他のツール・方法

全国地価マップ以外にも、土地の相場を調べるための方法やツールがいくつか存在します。

不動産ポータルサイト

レインズ(REINS)やアットホームなどの不動産ポータルサイトを活用することで、売り出されている土地の価格を比較することができます。これにより、実際の売却希望価格や市場の動向を把握することができます。

固定資産税評価額の確認

固定資産税評価額は、自治体が土地や建物に対して算出した評価額で、これに基づいて固定資産税が課されます。通常、この評価額は市場価格よりも低めに設定されていますが、土地の売却時には参考として確認する価値があります。

不動産業者による査定

全国地価マップやオンラインツールを使って相場を調べた後、地元の不動産業者に直接査定を依頼するのも良い方法です。プロの査定によって、実際の売却価格やその地域特有の事情がより正確に把握できます。

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