三井のリハウスの評判は?口コミやメリット・デメリット、不動産売却をおすすめできる人
マンションや一戸建てなどの不動産を売却したい場合、不動産会社に依頼するのが一般的です。しかし、本当に自分に合った不動産会社なのか心配だという方も多いことでしょう。そこで参考にしたいのが、実際に不動産会社を利用した人の評判や口コミです。
今回は、三井のリハウスの評判や口コミを紹介します。また、利用するメリットやおすすめできる人、売却の流れも解説します。三井のリハウスを利用して不動産を売却しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
家を売りたいと考えている方へ
三井のリハウスとはどんな会社?ヤバい?
まずは、三井のリハウスがどのような不動産会社なのかを解説します。
三井のリハウスとは
三井のリハウスとは、三井不動産リアルティ株式会社が展開する個人向けの不動産仲介サービスです。三井不動産リアルティ株式会社は、不動産大手の三井不動産株式会社の子会社であり、三井グループに属しています。
ブランド名の「リハウス」とは、住んでいる家を売却して新しい家に住み替えることを指す造語であり、不動産の住み替えを円滑にするサポートをするという思いが込められています。
三井のリハウスの企業情報
三井のリハウスの企業情報は次のとおりです。
商号
三井不動産リアルティ株式会社
創業・設立
1969年7月15日
資本金
200億円
事業内容
・個人向け不動産仲介事業
・駐車場、駐輪場の管理・運営事業
・カーシェリング事業
・法人向け不動産仲介事業
・不動産資産コンサルティング事業
・外国人向け不動産仲介事業
本店所在地
東京都千代田区霞が関3丁目2番5号
支社・営業所
・三井不動産リアルティ札幌
・三井不動産リアルティ東北
・三井不動産リアルティ中国
・三井不動産リアルティ九州
※各エリアに営業所あり
店舗数
全国に277店舗(2024年4月1日時点)
従業員数
4,499名(単体)、5,188名(連結)(2024年3月31日時点)
売上高
185,964百万円(2023年度)
所有資格
・宅地建物取引業:国土交通大臣(15)第777号
・不動産鑑定業:東京都知事(4)第2059号
・第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第1511号
・警備業:第30003355号
・自家用自動車有償貸渡許可:東運輸第2241号
・賃貸住宅管理業:国土交通大臣(01)第003702号
上場の有無
東証プライム市場上場(8801)
三井のリハウスの特徴
三井のリハウスの特徴を紹介します。主な特徴は次のとおりです。
- 売買仲介実績が豊富
- 全国展開で地域に密着したサービスを提供
- 3ヶ月以内の売却成約率が高い
- 担当者の対応がよく顧客満足度が高い
それぞれ詳しく解説します。
売買仲介実績が豊富
三井のリハウスの特徴の1つが、売買仲介実績が豊富であることです。公式サイトに掲載されているデータによれば、1975年以降の売買仲介累積取扱件数が100万件を超えています。
また、公益財団法人不動産流通推進センターが発表している「2024不動産業統計集」によれば、2023年度の不動産流通各社の取扱高が最も多いのも三井不動産リアルティグループとなっています。
実績が豊富な不動産会社を利用したい方にとっては大きな安心材料となるでしょう。
参考: 2024不動産業統計集 3.不動産流通|公益財団法人不動産流通推進センター
全国展開で地域に密着したサービスを提供
三井のリハウスの特徴の2つ目は店舗を全国展開していて、地域密着のサービスを提供していることが挙げられます。2024年4月時点で、全国に277店舗を展開しており、北は北海道、南は九州まで網羅している状況です。特に、東京都を中心とした首都圏や大阪を中心とした関西エリア、愛知県に店舗が多く設置されているのが特徴です。
3ヶ月以内の売却成約率が高い
3ヶ月以内での売却成約率が高いのも三井のリハウスの特徴です。公式サイトによれば、2022年度の成約者実績のうち、相談から3ヶ月以内で売却が成約した割合が75%と非常に高い水準となっています。蓄積しているデータを活かし、購入者の把握や成約につながる提案をしていることが、高い売却成約率の理由のようです。
担当者の対応がよく顧客満足度が高い
三井のリハウスの特徴として、担当者の対応の良さと顧客満足度の高さが挙げられます。三井のリハウスでは、顧客の不安や心配を取り除くこと、物件の正しい情報をとづけることをモットーにしており、売主から預かった物件は必ず現地調査を行っています。また、営業担当者のサポートも評判で必ず宅地建物取引氏の資格所有者が顧客を担当しています。
三井のリハウスの利用者の良い評判・口コミ
次に、実際に三井のリハウスを利用したユーザーの評判や口コミを紹介します。まずは、利用者の良い評判・口コミからです。
不動産の高額売却が可能
🏠
マンション売却の話。最大手は三井のリハウスさんらしくて、今週のドタバタの中で夫が何故かリスケせず査定に来られたらしい(気づかなかった)。
10年住んでるわが家、購入価格+3000位ですぐ売れるって言われたんだけど胸熱すぎない?持ってて良かった分譲マンション!
— きゃん☺︎@外資系IT (@Naonao_0202) June 16, 2023
実家は今の僕の家から近い。例えば実家に同居して、今の僕の家を売却したら住宅ローンの残はどれくらい残るか、三井のリハウスさんに調べてもらった。なんと残債以上の額で売却可能とのこと。積極的に考える。住宅ローン無いって大き過ぎると思うから。
— nao (@romaroma_world) February 2, 2019
三井のリハウスに対する良い評判として、不動産を高額で売却できたことを評価する声が見られました。利用者のなかには、購入価格よりもかなり高額で売却できると説明されたケースや、住宅ローンの残額を上回る査定金額を提示されたケースがあったとのことです。
不動産をできるだけ高く売却したい場合は、三井のリハウスの利用を検討したほうがいいかもしれません。
不動産をすぐに売却できる
マンション売却をご検討中の方、DMください。三井のリハウスの完璧すぎる営業の方を紹介します(友達に紹介したら即売却)
— しまパパ(日中英トリリンガル教育) (@ShimazuKoki) January 29, 2024
三井のリハウスに対する良い評判として、不動産をすぐに売却できたことを評価する声もありました。こちらの利用者は、自宅の売却した際の担当者を友人に紹介したところ、友人の不動産が即売却できたそうです。
前述のとおり、3ヶ月以内での売却成約率も高いため、早急に不動産を売却したい場合も利用を検討したほうがいいでしょう。
しっかり対応してもらえた
三井のリハウス に家の売却を頼んだら査定書って言うのをカラーコピーで作ってくれた記憶がある
なんか申し訳なくて謝っちゃった😀あはは
凄くちゃんとしてる資料だった キットああ言う資料にする感じで買う家の基準を聞きたいんだと思うな
三井のリハウスに頼めばいいと思うよ😀ウエーイ
— バール55 (@QG3LNyoYqzZc58K) September 2, 2024
三井のリハウスに対する良い評判として、対応の良さを評価する声も見られました。三井のリハウスは宅地建物取引士の資格を持った営業担当者が付き、対応に定評があることから顧客満足度も高くなっています。
三井のリハウスの利用者の悪い評判・口コミ
次に、三井のリハウスの利用者による悪い評判や口コミを紹介します。
担当者が自社の利益しか考えていない
この数週間で三井のリハウスのイメージがダダ下がりだわ。リハウスだけじゃないんだろうけど。売却依頼してきたお客さんは1組でも多く内見してもらい早く売りたいのに、リハウスが自社客付けにこだわるがゆえに他社からの物件問い合わせに対し「もう決まった」と嘘をつく。自社の利益しか考えてない。
— Eri Ishida (@eric_0426) January 31, 2019
三井のリハウスの利用者の悪い評判として、担当者が自社の利益しか考えていないことを指摘する声が見られました。このユーザーは、不動産売却を三井のリハウスに依頼したものの、自社が抱える顧客への販売にこだわるあまり、他社からの問い合わせを断られていたそうです。
担当者の対応が疑問
私も実家を売却する際、住友不動産、三井のリハウス、東急リバブルの3社に見積もり取らせましたが、住友不動産が一番真摯に対応してくれました
三井のリハウスは営業一発目で違和感
自社の業界での規模、成約件数、営業社員数などの自慢話に終始し、営業を長らくやっていた者としては?な対応でした
— やっちゃえ‼️OSSAN (@yacchau_OSSAN) January 20, 2024
@ganesya0907 有り難うございます。三井のリハウスに売却をお願いしてるのですが、どうも担当が頼りなくて…
— ゆなれ★みそ (@yuna_miso) September 24, 2011
三井のリハウスに対する悪い評判として、担当者の対応を疑問視する声も見られました。このユーザーは、三井のリハウスの営業担当者から自社の自慢話をさんざん聞かされて、対応に疑問を持ったそうです。
また、営業担当者の体操に頼りなさを感じるユーザーもいました。いくら評判の良い不動産会社でも担当者の対応の質はまちまちです。場合によっては、担当者の変更を申し出たほうがいいかもしれません。
不要な連絡が多い
三井のリハウス
この 1年半 勝手にレターを送り付けるのを 止めてくれ
ご相談 なんか貴様のところになんかしない うっとうしい
縁もゆかりも無い
自分の実家 売却するわけがないだろ
御先祖様から受け継いだ大切な財産なんだは ここは
三井のリハウス 止めてくれ💢— 城 亀 (@castlekame) April 1, 2024
三井のリハウスに対する悪い評判として、不要な連絡が多いことを指摘する声もありました。このユーザーには不動産の売却を勧誘する郵便物が頻繁に届いたそうで、不快に感じたそうです。
三井のリハウスを利用して売却するメリット
三井のリハウスを利用して不動産を売却するメリットは次のとおりです。
- 360°サポートを受けられる
- 取引実績が豊富
- 購入希望者を多く抱えている
- 最新不動産価格をチェックできるAIサービスを利用できる
- すまいValueを利用した査定も可能
- 分業制を採用している
それぞれ詳しく解説します。
360°サポートを受けられる
三井のリハウスを利用するメリットの1つが、360°サポートを受けられることです。360°サポートとは、売主・買主が取引前後に受けられるサポートサービスのことです。
建物チェック&サポートサービスでは売買契約前の建物の状態や引き渡し後の建物不具合の補修・駆除を、設備チェック&サポートサービスでは売買契約前の住宅設備の動作確認や引き渡し後の設備の故障対応、生活トラブルへのサポートを受けられます。
契約前では無償で、引き渡し後も一定期間内であれば、三井のリハウスが費用を負担してくれます。
取引実績が豊富
三井のリハウスを利用するメリットの1つが、取引実績が豊富であることです。三井のリハウスの1975年以降の累計取扱件数は100万件を超えており、不動産流通業界でもトップクラスの取引件数を誇ります。
不動産売却のノウハウや知名度の高さから購入希望者を多く抱えていると考えられるため、不動産を売却しやすい不動産会社といえるでしょう。
最新不動産価格をチェックできるAIサービスを利用できる
AIによる査定サービスを利用できるのも三井のリハウスを利用するメリットです。スマートフォンやパソコンから査定したい物件の住所を登録するだけで、最新の不動産価格をすぐに確認できます。
業界トップクラスの売買仲介取扱実績に加え、誤差の少ないAIによる査定で高い精度での推定成約価格をチェックできるのが魅力です。
すまいValueを利用した査定も可能
すまいValueを利用した査定が可能であることも三井のリハウスを利用するメリットです。すまいValueとは、三井不動産リアルティや東急リバブル、住友不動産販売など、大手6社が共同運営する不動産一括査定サイトです。
三井のリハウス以外の大手不動産会社も含めた査定サービスを利用できるため、より精度の高い査定金額を把握できます。
分業制を採用している
分業制を採用しているのも三井のリハウスを利用するメリットです。不動産売却では、物件の査定や売主・購入希望者への対応など、さまざまな業務が発生します。
三井のリハウスではこれらの業務を分業制にしているため、それぞれの領域で質の高いサービスの提供が可能です。ストレスなくスムーズに取引を進められるでしょう。
三井のリハウスを利用して売却するデメリット
一方、三井のリハウスを利用して不動産を売却するデメリットは次のとおりです。
- 両手仲介が多い
- 地方の不動産売却にはそれほど強くない
- 査定価格が低い場合がある
それぞれ詳しく解説します。
両手仲介が多い
両手仲介が多いという点は三井のリハウスを利用するデメリットです。両手仲介とは不動産の売却・購入ともに自社の顧客に行うことです。三井のリハウスの場合、いずれの顧客も多く抱えていることから、両手仲介になりやすいといえます。
スムーズに売却できる場合は問題ありませんが、広く買主を募集したい場合でも他社からの問い合わせに対応してもらえない可能性があります。不動産統計においても、三井のリハウスの両手取引比率の水準はかなり高くなっていることから利用時には注意したいところです。
地方の不動産売却にはそれほど強くない
地方の不動産さん売却にはそれほど強くないというのも三井のリハウスを利用するデメリットです。三井のリハウスでは地域密着型のサービスをうたっているものの、実際は都市圏の店舗が集中している状況です。都市部から離れた地域の不動産売却には対応していないケースもあるため、事前の確認が必要です。
査定価格が低い場合がある
査定価格が低い場合があるのも三井のリハウスを利用するデメリットです。大手不動産会社のなかでも三井のリハウスの査定価格は保守的で安いと感じるケースがあるようです。
実際に売却を頼んだケースでは、三井のリハウスの査定額よりも数百万円以上高い査定金額を提示した不動産会社がいたほか、最終的な売却価格も三井のリハウスの査定金額よりもはるかに高い金額だったそうです。そのため、1社だけではなく複数社に査定を依頼して比較検討することが大切です。
三井のリハウスの利用がおすすめできる人
三井のリハウスの利用をおすすめできるのは次に該当する方です。
- 大手不動産会社で不動産を売却したい人
- 取引実績が多い不動産会社を利用したい人
- できるだけ早く不動産を売却したい人
- 質の高い対応を求める人
- 都市圏の不動産を売却したい人
それぞれ詳しく解説します。
大手不動産会社で不動産を売却したい人
大手不動産会社で不動産を売却したいと考えている人には三井のリハウスがおすすめです。三井のリハウスは業界大手の不動産売買仲介会社で、年間の売買仲介実績も業界トップクラスです。不動産売却仲介のノウハウが豊富であり、買主も多数抱えていることから不動産を売却しやすいといえるでしょう。
大手不動産会社の安心感を求める場合は、三井のリハウスの利用を検討してみるといいでしょう。
取引実績が多い不動産会社を利用したい人
取引実績が多い不動産会社を利用したい人も三井のリハウスがおすすめです。三井のリハウスの累計取扱件数は100万件を超えています。また、2023年度の不動産流通取扱件数も業界トップとなっています。
大手不動産会社のなかでも取引実績が多いということは、不動産売却に関するデータを多く所有しているということになります。つまり、不動産を売却できる実力があるといえるでしょう。
できるだけ早く不動産を売却したい人
不動産をできるだけ早く売却したい人にも三井のリハウスはおすすめできます。三井のリハウスでは相談から3ヶ月以内での不動産売却成約率が75%(2022年度成約者実績)と非常に高い水準となっています。
不動産の売却を不動産会社に依頼した場合、長ければ半年から1年程度の時間がかかることがありますが、三井のリハウスでは取扱件数の多くで3ヶ月以内の売却を実現しています。何らかの事情があってすぐに不動産を処分したい場合や不動産の現金化が必要な場合は、三井のリハウスの利用を検討してみてください。
質の高い対応を求める人
不動産会社に対して、質の高い対応を求める場合も三井のリハウスがおすすめです。三井のリハウスでは、売主から預かった物件に対してすべて現地調査を行います。売買契約前に補修が必要と判断された場合、建物チェック&サポートサービスでは最大500万円、設備チェック&サポートサービスでは最大20万円の補修金額を三井のリハウスが負担します。
また、営業担当者はすべて宅地建物取引士の資格取得者なので豊富な知識を生かしたきめ細かなサポートが特徴です。これらの対応によって顧客満足度は97%と高水準になっており、多くの顧客が三井のリハウスを進めたいと答えています。売却価格やスピードだけではなく、対応の質を求める場合も三井のリハウスを利用しましょう。
都市圏の不動産を売却したい人
都市圏の不動産を売却したい人にも三井のリハウスはおすすめできます。三井のリハウスは全国に277店舗を展開していますが、その多くが首都圏や関西圏、愛知県にあります。店舗が多いということは、そのエリアの不動産事情に精通している可能性が高いほか、不動産の購入ニーズも高いといえます。
また、不動産の売買実績も豊富なため、都市圏の不動産売却をしやすいでしょう。都市圏でアクセスのよい不動産を所有している場合、想定よりも高額での売却が実現するかもしれません。
三井のリハウスの利用がおすすめできない人
一方、三井のリハウスの利用がおすすめできないのは次に該当する人です。
- 地方の不動産を売却したい人
- 特殊な不動産を売却したい人
- 幅広く買主を探してほしい人
それぞれ詳しく解説します。
地方の不動産を売却したい人
地方の不動産や都市圏から離れた地域の不動産を売却したい場合、三井のリハウスはおすすめできません。三井のリハウスでは、日本国内の幅広い地域に店舗を展開しているものの、店舗がないエリアも存在します。そのようなエリアでは不動産事情を把握していないケースがあり、査定を依頼できない可能性があります。
また、三井のリハウスの店舗は都市圏に集中する傾向にあります。売却したい不動産がある地域に店舗がない場合、売却が難しくなる恐れもあります。地方にある不動産を売却したい場合は、その地域で活動する不動産会社に相談するほうがいいかもしれません。
特殊な不動産を売却したい人
特殊な不動産を売却したい人も三井のリハウスはおすすめできません。売却したい不動産が一戸建てやマンションばかりとは限りません。例えば、相続した不動産が底地や隣地境界線不明の土地、農地など、特殊な物件のケースもあります。
三井のリハウスはこのような不動産の売却に対応していません。特殊な不動産を売却したい場合は、その地域の不動産会社に相談するか、特殊不動産の買取に特化した業者を利用したほうがいいでしょう。
幅広く買主を探してほしい人
不動産の売却活動で幅広く買主を探してほしい人も三井のリハウスはお勧めできません。三井のリハウスでは両手仲介の比率が高くなっているためです。
両手仲介のメリットは、自社で扱う売却物件を自社の顧客(買主)に売却できれば、売主と買主の両方から仲介手数料が入ることです。このような取引を「両手取引」といい、もちろん違法ではありません。ただし、両手取引が行われる場合、他の不動産会社からの問い合わせに対応しないケースが多く、売主にとっては不動産売却の機会損失につながります。
三井のリハウスでは、不動産の売却実績が多いことに加えて両手比率が高いことから、自社が抱える顧客にスムーズに販売できていると考えられる一方、売却活動を幅広く行なわない可能性も否定できません。できるだけ幅広く買主を探してほしい場合は、両手比率が低い不動産会社を選んだほうがいいでしょう。
三井のリハウスで不動産売却する際の流れ
最後に、三井のリハウスで不動産を売却する流れを紹介します。具体的な流れは次のとおりです。
- 不動産の売却を相談して条件を整理する
- 売却する不動産の事前調査を行う
- 媒介契約を結ぶ
- 売却活動を行う
- 売買契約を結ぶ
- 残代金を受領して不動産を買主に引き渡す
それぞれ詳しく解説します。
不動産の売却を相談して条件を整理する
まずは、三井のリハウスに不動産売却について相談します。不動産売却を考えた事情やスケジュールによって売却方法が異なるケースがあるため、事前に条件をある程度整理してから相談したほうがいいでしょう。
また、担当者から不動産売却にかかる費用が提示されるため、大まかな資金計画を立てて不動産売却に備えましょう。
売却する不動産の事前調査を行う
次に、売却する不動産の事前調査が行われます。具体的には、権利関係の調査や法廷上の制限に関する調査、マンションの場合は管理状況の調査などが行われるほか、利用可能な設備についても調べられます。
続けて、事前調査の結果や三井のリハウスに蓄積されたデータ、不動産業界の市況などから、適切な売却価格と販売方法が提案されます。
媒介契約を結ぶ
三井のリハウスから提案された売却価格と販売方法に納得できれば、媒介契約を締結します。媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があり、指定流通機構への登録義務や販売状況の報告義務、他の不動産会社との契約の可否などが異なります。
幅広く売却活動を行いたい場合は一般媒介契約、三井のリハウスに窓口になってもらって売却を進めたい場合は専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を選択するといいでしょう。
売却活動を行う
媒介契約が締結されたら、三井のリハウスによる売却活動が開始されます。売却活動時は、購入希望者が不動産の見学を希望する可能性があり、傾向として週末に行われるケースが多いため、営業担当者に予定を伝えておくことが高い説です。
また、見学時にはリビングやキッチン、水回り、庭・バルコニーが見られるケースが多いため、掃除や整理整頓を行っておきましょう。さらに、見学当日には購入希望者を迎え入れることになるので玄関もきれいに掃除しておいてください。なお、媒介契約の種類によっては売却活動の内容が報告されます。
売買契約を結ぶ
買主が見つかれば、売買契約を締結します。契約時に必要なものは次のとおりです。
- 金銭類(仲介手数料の半金、収入印紙代)
- 書類(登記関係書類、印鑑証明書、住民票、本人確認書類、固定資産税納税通知書、実印など)
契約時には重要事項説明書の読み合わせを行い、双方が理解・納得できれば売買契約締結へと移ります。すべての書類に署名・捺印を行ったら、買主から手付金を受領(売主へ手付金受領書を渡す)して契約手続きは完了です。
契約後は、住宅ローンの完済と抵当権の抹消、測量の手配を行うほか、引渡し前には引っ越しの準備を行います。
残代金を受領して不動産を買主に引き渡す
最終的に残代金を受領して買主に引き渡します。引渡し前には売却不動産の最終確認が行われます。また、引き渡し当日には登記申請手続きと残代金の受領、固定資産税の精算が行われます。
その後、関係書類と不動産の鍵の引き渡しが行われ、諸費用の支払いが完了すれば引き渡し手続きは完了となります。
まとめ
三井のリハウスは不動産売買の仲介実績が豊富な不動産会社です。累計取扱実績は100万件を超え、38年連続仲介実績トップとなっています。特に都市圏の不動産を売却したい方にはおすすめの不動産会社といえるでしょう。
本記事を参考に、三井のリハウスでの不動産売却を検討してみてください。
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