山形県は全国的に見て持ち家率が非常に高い県です。令和2年度の山形県の持ち家率は74.8%の全国3位、そのうち持ち家の98%は一戸建て住宅となっています。賃貸住宅と違って、持ち家の場合は自分でリフォームやメンテナンスを行う必要があるので、住宅の劣化が進んでいないか定期的にチェックすることが重要です。

ベランダやバルコニー、外壁などが劣化している場合は雨漏りの原因にもなるので、早めに防水工事を行うと良いでしょう。山形県では防水工事を含むリフォーム工事に補助金が受けられる市町村もあるので、そういった制度を上手に活用することもおすすめです。

この記事では、山形県で防水工事を依頼したい方のために、料金相場や補助金、信頼できる業者などを紹介します。山形県で防水工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

山形県の防水工事にかかる費用相場

山形県の防水工事にかかる費用相場は、工事の種類や規模によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

これらの単価には、下地処理や補修、ドレンや脱気筒の設置、発生材処分費などの付帯工事費用が含まれていません。また、工事する場所や状況によっては、通気緩衝工法や機械固定工法などの特殊な工法を採用する必要がある場合もあります。その場合は、単価が高くなる可能性があります。

したがって、防水工事の費用相場を知るためには、具体的な工事内容や見積もりを複数の業者から取得することがおすすめです。本記事では、山形県で防水工事を行っている業者の一覧や評判も紹介しているので、参考にしてください。また、より工事費用を抑えたい場合は、複数の防水工事業者への一括見積もりサービスも有効です。

防水工事は建物の耐久性や快適性に大きく影響する重要な工事です。適切な工法や塗料を選び、信頼できる業者に依頼することで、長期的に安心して暮らすことができます。

山形県の防水工事に使える補助金制度

• 山形県山形市 住宅リフォーム総合支援事業（市補助タイプ）
• 山形県鶴岡市 住宅リフォーム支援事業補助金
• 山形県酒田市 結婚新生活支援事業費補助金

山形県山形市

住宅リフォーム総合支援事業（市補助タイプ）

山形市では、市内にある住宅のリフォーム工事を行う方に補助金を提供しています。この制度は住環境の向上、地域産業の活発化を図るとともに空き家の減少を目的としており、山形市内の施工業者を利用して工事を行う場合に補助金の対象となります。

対象工事

山形市内にある住宅の以下のような工事に補助金が受けられます。

• 屋根の塗装、修繕、葺き替え（破風、鼻隠しを含む）、雪止め（スノーストップ等）の設置、修繕工事
• 雨樋の塗装、修繕、取り替える工事
• 外壁の塗装、吹付け、修繕、張り替える工事
• 軒天井の塗装、修繕、取り替える工事
• 床の修繕、張り替える工事
• 畳替え、畳表替え
• 内壁の塗装、修繕、張り替える工事、クロスを張り替える工事
• 和室の塗り壁（じゅらく壁等）の修繕、塗り替える工事
• 天井の塗装、修繕、塗り替える工事、クロスの張り替える工事
• 建具の修繕（修繕に伴うふすま紙、障子紙の張り替えを含む）、取り替える工事
• 門（石、コンクリートブロック及び木製等）の築造、修繕工事
• 塀（コンクリートブロック及び木製）の築造、修繕工事
• 住宅地の土留め工事
• 道路から玄関へのアプローチ（通路）の築造、修繕工事
• 住宅に付属する車庫、物置の工事
• 住宅又は住宅の敷地内に融雪設備を設置する工事
• その他市長が認める工事

補助金交付の決定後に山形市内の施工業者が工事を行い、工事完了後、令和6年3月8日までに実績報告書を提出する必要があります。

助成金額

リフォーム工事に要する経費の50％、上限20万円の補助金が受けられます。

対象者・支給条件

以下の要件を満たす方が補助金支給の対象となります。

• 山形市民でリフォーム工事を行う住宅又は空き家バンク登録空き家（実績報告までに住民登録することが条件です。その場合は実績報告時に転居後の住民票の写しの添付が必要になります。）の所有者（二親等までの親族を含む）
• 市税等を滞納していない方
• 世帯（同居親族）の中で最も収入の多い方の前年の所得額が400万円以下であること

受付期間

※令和5年度の申請受付は終了しています。最新の募集状況は山形市のホームページで確認してください。

【申請受付期間】
第1回募集：令和5年5月29日～6月2日
第2回募集：令和5年8月1日～8月4日・8月7日

参考リンク：住宅リフォーム総合支援事業（市補助タイプ）／山形市

山形県鶴岡市

鶴岡市住宅リフォーム支援事業補助

鶴岡市では、一定の要件工事を含むリフォーム工事を行う方に補助金を提供しています。移住・新婚・子育て世帯は一般世帯よりも補助率・上限額が高く、福祉世帯や空き家を活用する世帯などは更に補助金が加算されます。

対象工事

鶴岡市内にあり自己が居住する住宅において、市内の施工業者を利用してリフォーム工事を行う場合に補助金が受けられます。ただし、以下のような一定要件工事を含む必要があります。

• 新型コロナ対策工事
• 減災・部分補強工事
• 寒さ対策・断熱化工事
• バリアフリー化工事
• 克雪化工事
• 県産木材の認証合板又は鶴岡産木材を使用した工事

工事内容ごとに点数が定められており、10点（工事費50万円未満は5点）以上の工事を含むリフォーム工事を行う場合に補助金支給の対象となります。工事内容や点数の詳細は、鶴岡市のホームページで確認してください。

助成金額

移住・新婚・子育て世帯は工事費の20％、上限30万円、それ以外の一般世帯は工事費の10％、上限20万円の補助金が受けられます。

また、以下に該当する場合は加算を受けることができます。

• 鶴岡産材1.5㎥以上または仕上0.3㎥以上使用…+５％、10万円
• 福祉世帯…+５％、10万円
• 空き家活用…+５％、10万円
• 耐震補強工事…＋耐震補強工事費の1/3、60万円

※移住かつ空き家を活用する場合は、特別枠として一律20％・上限200万円の補助金が受けられます。

対象者・支給条件

以下の要件をすべての要件を満たす方が補助金支給の対象となります。

• 本人または 2 親等以内の親族が所有し、本人が居住する住宅（店舗を除く）の工事であること
• 対象工事費が 30 万円以上（税込）であること
• 基準点が 10 点（工事費が 50 万円未満の場合は 5 点）以上の要件工事を含むこと
• 着工又は完了していないこと（交付決定後に着工可能）
• 申請時に本市に住所があるか、実績報告までに本市に転入し居住すること
• 市内業者（本市に住所がある個人事業者、又は本店がある法人事業者）と工事請負契約をすること
• 市税に滞納がないこと
• 令和 6 年 2 月 9 日（金）までに工事を完了し、実績報告書を提出すること
• 他の制度による補助または給付を受けないこと（他の制度が重複を認めている場合、または他の制度とこの補助金の対象工事が、明確に区別可能な場合を除く）
• 令和3 年度以降に、同一人または同一住宅が、この補助金の交付決定を受けていないこと
• 暴力団員等でないこと

受付期間

※令和5年度の申請受付は終了しています。最新の募集状況は鶴岡市のホームページで確認してください。

【申請受付期間】
第 1 回目：（先着順）令和5年4月3日～7月31日
第 2 回目：（抽 選）令和5年8月1日～8月8日
特別枠（抽選）令和5年4月3日～4月14 日

参考リンク：鶴岡市住宅リフォーム支援事業補助金／鶴岡市

山形県酒田市

酒田市結婚新生活支援事業費補助金

酒田市では、新婚世帯の経済的負担を軽減するために、市内の住宅のリフォーム工事を行う方に補助金を提供しています。ただし、所得制限や年齢制限があるため、申請の前に確認が必要です。

対象工事

酒田市内にある住宅のリフォーム工事において、令和5年4月1日から令和6年3月31日までの間に夫婦が支払った工事費用に補助金が受けられます。以下のような工事が対象となります。

• 婚姻に伴う住宅の機能の維持または向上を図るために夫婦が契約して行う修繕、増築、改築、設備更新等

また、倉庫や車庫の設置、門・フェンス・植栽等の外構に係る工事費用、エアコン、洗濯機等の家電購入・設置などの費用は対象とならないので注意してください。

助成金額

リフォーム工事の補助上限額は、以下の通りです。

• 婚姻日に夫婦とも29歳以下の場合…60万円
• 婚姻日に夫婦とも39歳以下の場合…30万円

対象者・支給条件

令和5年3月1日から令和6年3月31日までの間に婚姻届を提出、受理された夫婦のうち、以下の全ての要件を満たす世帯が補助金支給の対象となります。

• 補助金の交付申請時に夫婦がともに新居に居住していること
• 婚姻日において、夫婦の年齢がともに39歳以下であること
• 令和4年分の夫婦の所得が合わせて500万円未満であること
• 他の公的制度による家賃補助、住宅取得やリフォームの補助等を受けていないこと
• 夫婦の一方または双方が、過去にこの補助を受けたことがないこと
• 本市の市税の滞納がないこと
• 申請日から2年以上継続して酒田市内に居住する意思があること
• 酒田市暴力団排除条例に規定する暴力団員などでないこと

受付期間

申請受付期限：令和6年3月29日まで

※令和6年3月30日または31日に婚姻予定の方は、事前に酒田市役所地域共生課に相談してください。

参考リンク：酒田市結婚新生活支援事業費補助金／酒田市

山形県の防水工事の施工事例

山形市 築20年の一戸建て

施工箇所

屋上

施工期間

12日間

耐用年数

15年

施工費用

150万円

米沢市 築15年のビル

施工箇所

屋上

施工期間

9日間

耐用年数

15年

施工費用

150万円

山形県の防水工事業者（全国防水工事協会加盟店）

山建工業株式会社

所在地

〒990-8678　山形県山形市流通センター3-8-1

サイト

https://yamaken-kougyou.com/

営業エリア

東北一円

防水許可番号

山形県知事許可（般-2） 第102369号

資本金

1,000万円

年間売上高

110,000万円

従業員数

19名

技能員数

－

会社沿革

昭和44年11⽉13⽇　設立

主な施工実績

・山形県立東根中高一貫校
・山形県立山形工業高等学校
・エネルギー回収施設（立谷川）
・エネルギー回収施設（川口）
・大石田町町民交流センター
・でん六蔵王の森工場
・山形市立商業高等学校
・山形県立新庄病院

工事保険加入

○ 加入

有限会社備研

所在地

〒999-7631　山形県市鶴岡市八色木字西野337-3

サイト

https://bikentsu.wp-x.jp/

営業エリア

東北全域

防水許可番号

山形県知事許可（般-28)第701442号

資本金

300万円

年間売上高

－

従業員数

10名

技能員数

－

会社沿革

平成7年4月 シーリング工事石井を個人創業
平成13年2月 法人化し有限会社シーリング工事石井を設立
平成26年7月 社名を有限会社備研と改称

主な施工実績

・某消防署 車庫入口屋根、他

工事保険加入

－

まとめ

山形県の防水工事について、工事の種類や費用相場、補助金制度などを紹介しました。

防水工事は、建物の寿命や快適性に大きく影響する重要な工事です。しかし、防水工事には様々な種類や方法があり、かかる費用も、工事の規模や内容、業者によって大きく異なります。そのため、防水工事を行う際には、自分の建物の状況やニーズに合った工法や塗料を選び、信頼できる業者に依頼することが必要です。

防水工事を行う際には、補助金制度を利用することで、費用を抑えることができます。山形県では、既存住宅の省エネ改修工事や断熱防水改修工事などに対して補助金を支給しています。また、自治体や業界団体などによっても、防水工事に関する補助金制度があります。補助金制度は、申請期間や条件などが異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

防水工事は一度行えば長期間持続するものですが、定期的な点検やメンテナンスも必要です。定期的に防水工事を行うことで、建物の価値や耐久性を高めておきましょう。