鹿児島県で防水工事の見積もり依頼したい方は必見!おすすめ業者や補助金などを紹介
鹿児島県は九州の南部に位置しており、人が住む離島の数が全国で最も多い県です。冬は積雪が少ない温暖な気候ですが、夏から秋にかけては台風が頻繁に訪れることが特徴です。
豪雨や台風によく見舞われる地域では、ベランダや外壁などのひび割れから住宅内部に水が浸入する恐れがあり、住宅の防水工事の必要性が高まっています。放置しておくと躯体の腐食が進み、建物の寿命を縮めることになってしまうので、自治体の補助制度などを利用して早めに防水工事を実施することがおすすめです。
この記事では、鹿児島県で防水工事を依頼したい方のために、料金相場や補助金、信頼できる業者などを紹介します。鹿児島県で防水工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
鹿児島県の防水工事にかかる費用相場
鹿児島県の防水工事にかかる費用相場は、工事の種類や規模によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。
工法 | 相場 | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 7,500円/㎡ | 10年~15年 |
シート防水 | 8,000円/㎡ | 10年~15年 |
FRP防水 | 9,000円/㎡ | 10年~15年 |
アスファルト防水 | 8,000円/㎡ | 20年~30年 |
これらの単価には、下地処理や補修、ドレンや脱気筒の設置、発生材処分費などの付帯工事費用が含まれていません。また、工事する場所や状況によっては、通気緩衝工法や機械固定工法などの特殊な工法を採用する必要がある場合もあります。その場合は、単価が高くなる可能性があります。
したがって、防水工事の費用相場を知るためには、具体的な工事内容や見積もりを複数の業者から取得することがおすすめです。本記事では、鹿児島県で防水工事を行っている業者の一覧や評判も紹介しているので、参考にしてください。また、より工事費用を抑えたい場合は、複数の防水工事業者への一括見積もりサービスも有効です。
防水工事は建物の耐久性や快適性に大きく影響する重要な工事です。適切な工法や塗料を選び、信頼できる業者に依頼することで、長期的に安心して暮らすことができます。
鹿児島県の防水工事に使える補助金制度
- 鹿児島県鹿児島市 安全安心住宅ストック支援事業(空家活用・移住型)
- 鹿児島県霧島市 ふるさと創生移住定住促進制度
- 鹿児島県鹿屋市 支え愛ファミリー住宅改修応援事業
鹿児島県鹿児島市
安全安心住宅ストック支援事業(空家活用・移住型)
鹿児島市では、空き家の改修工事を行う方に補助金を提供しています。空き家の耐震性が不足している恐れがある場合は、耐震診断や耐震改修工事と併せてリフォーム工事を行うことも可能です。
対象工事
鹿児島市内にある空き家の以下のような工事に補助金が受けられます。
- 断熱改修工事
- 外壁・屋根塗装工事
- その他屋内のリフォーム工事など
これらの工事は、必ず鹿児島市内の施工業者が行う必要があります。
助成金額
耐震基準を満たした住宅のリフォーム工事を行う場合に、以下の補助金が受けられます。
【子育て世帯および高齢者世帯】
・空家活用型、移住型のどちらかに該当する場合…対象工事費の30%、上限30万円
・上記のどちらにも該当する場合…対象工事費の40%、上限40万円
【一般世帯】
・空家活用型、移住型のどちらかに該当する場合…対象工事費の20%、上限20万円
・上記のどちらにも該当する場合…対象工事費の30%、上限30万円
※この他に、耐震診断や耐震改修工事と併せて行うリフォーム工事にも補助金が受けられます。詳しくは、鹿児島市のホームページで確認してください。
対象者・支給条件
市税を滞納していない方で、以下の要件をすべて満たす場合に補助金支給の対象となります。
- 補助申請後に「補助金等交付決定通知書」が届いてから、契約を結び、診断や工事を行うこと
- 工事完了期限までに、診断や工事を完了し、実績報告期限までに実績報告を行うこと
- 耐震診断は、耐震診断技術者が行うこと
- 耐震改修工事は、耐震診断技術者が設計及び監理を行うこと
- 耐震改修工事の条件(木造⇒上部構造評点が1.0以上となる、木造以外⇒Is値0.48以上となる)を満たす工事であること
- 過去に安全安心住宅ストック支援事業のリフォームを利用していないこと
- リフォームは、対象工事が20万円以上であること
- 他の住宅関連助成制度と工事内容が重複しないこと(リフォームについては国のこどもエコすまい支援事業や先進的窓リノベ事業、給湯省エネ事業と併用可能)
- 過去に鹿児島市木造住宅耐震診断・耐震改修工事補助事業の補助金交付を受けていないこと
また、補助対象となる住宅は以下の通りです。
- 申請者が所有し、居住している住宅(居住していない場合は、実績報告時までに申請者が居住すること)
- リフォーム:空家活用型または移住型を利用して行う耐震型または耐震型以外の住宅に行うリフォーム
- 空家活用型:令和5年4月1日現在で、築10年以上経過し、かつ空家期間が1年以上の戸建住宅のリフォーム
- 移住型:令和4年4月1日以降に県外から本市へ転入した方が、令和5年4月1日以降に購入した住宅のリフォームまたは相続、贈与により所有している住宅のリフォーム
受付期間
※令和5年度の申請受付は終了しています。最新の募集状況は鹿児島市のホームページで確認してください。
申請受付期間:令和5年5月8日~令和5年12月13日まで
参考リンク:安全安心住宅ストック支援事業(空家活用・移住型)/鹿児島市
鹿児島県霧島市
ふるさと創生移住定住促進制度
霧島市では、市外からの移住者が空き家の改修工事を行う場合に補助金が受けられます。また、霧島市の市街地に住む市民が中山間地域に転居して空き家を改修する場合も対象となります。
対象工事
空き家に居住するために行う改修工事に補助金が受けられます。
助成金額
市外から霧島市に転入する方が住宅の改修工事を行う場合に補助金が受けられます。ただし、住宅のある場所により、補助金額は以下のように異なります。
- 中山間地域…補助率5分の4、上限20万円
- 市街地…補助率5分の3、上限10万円
※霧島市民が市街地から中山間地域に転居する場合も対象となります。
若年・子育て加算金
中山間地域に転入する方で、高校生(18歳)以下の子供がいる場合、または40歳未満の既婚者で配偶者と同居している場合は、一律30万円が加算されます。
ただし、市街地への移住者および市街地から中山間地域への転居者は対象とならないので注意してください。
中山間地域、市街地の詳細は、霧島市のホームページで確認してください。
対象者・支給条件
以下のいずれかに該当する方が補助金支給の対象となります。
- 令和5年4月1日から令和8年3月31日までの間に、霧島市の中山間地域(国分・隼人の市街地を除く区域)に住宅を取得(新築・中古)または増改築した転入定住者または転居定住者
- 令和5年4月1日から令和8年3月31日までの間に国分・隼人の市街地に、中古住宅を購入または、増改築した転入定住者
- 令和5年4月1日から令和8年3月31日までの間に中山間地域の貸家(一戸建て住宅、公営住宅、民間の共同住宅)に入居した転入定住者または転居定住者
また、対象者は以下の要件を満たす必要があります。
- 取得または増改築する住宅に5年以上居住する意思があり、生活の本拠があること。(5年に満たない場合は返納あり)
- 家賃補助受けて、3年以上居住する意思があり、生活の本拠があること。(3年に満たない場合は返納あり)
- 補助金申請日において、60歳未満であること
- 居住地の自治会に加入し、自治会活動や地区自治公民館活動に参加すること
- 配偶者がいる場合は、配偶者も移住定住すること
- 市区町村税に現に滞納がないこと
- 住宅を取得または増改築した日から1年以内に補助金申請を行うこと
- 賃貸契約の初日から90日以内に申請すること
受付期間
申請受付期間:令和5年4月1日~令和8年3月31日まで
参考リンク:ふるさと創生移住定住促進制度/霧島市
鹿児島県鹿屋市
鹿屋市支え愛ファミリー住宅改修応援事業
鹿屋市では、住宅の改修工事を行う方に補助金を提供しています。三世代同居世帯、3人以上の子どもと同居している世帯等は、補助金が加算されます。
対象工事
住宅の以下のような工事に補助金が受けられます。
- 屋根…塗装の塗替え、瓦などの葺替え、防水工事
- 外壁…塗装の塗替え、外壁の改修
- 居室等…増築、間取りの変更、補強工事
- 床…床の張替え、屋内の段差解消、断熱改修
- 壁、天井…壁紙やタイルなどの張替え、建具の交換・設置、断熱改修、耐震改修
- 廊下・階段…廊下や階段の拡幅、階段昇降機の設置、ホームエレベーターの設置
- 台所…台所の改修
- 浴室等…浴室、トイレ、洗面所の改修
- 新型コロナ感染対策に関する工事…宅配ボックスの設置、玄関手洗い場の設置、部屋全体につながる換気設備の設置、テレワークに関するスペース等の設置
- その他、市長が適当と認める工事
助成金額
昭和56年6月1日以降に建築された住宅のリフォーム工事に対し、補助率20%、上限20万円の補助金が受けられます。
また、以下に該当する世帯は、10万円が加算されます。
- 子育て世帯のうち、同一住宅に三世代以上の直系親族で居住する世帯
- 子育て世帯のうち、高校生以下の子どもが三人以上いる世帯
- 市外から転入するために中古住宅を購入し改修する世帯
- ⿅屋市⽴地適正化計画に定める居住誘導区域⼜は地域⽣活拠点維持区域内に転入するために中古住宅を購⼊し改修する世帯
※ただし、対象となるのは高校生以下の子どもがいる子育て世帯、65 歳以上の高齢者等がいる高齢者等世帯です。それ以外の一般世帯は、リフォーム工事のうちバリアフリー工事、グリーン化工事のみが対象となります。
※昭和56年5月31日以前に建築・着工された住宅は、耐震診断、耐震改修工事、併せて行うリフォーム工事に補助金が受けられます。詳しくは、鹿屋市のホームページで確認してください。
対象者・支給条件
以下の要件を満たす方が補助金支給の対象となります。
- 市内に居住及び住民登録しており、市税の滞納がない者
- 市外からの転入者は、従前の市町村税にも滞納がないこと
また、住宅の要件は以下の通りです。
- 昭和56年6月1日以降に建築または着工した住宅
- 昭和56年5月31日以前に建築または着工した住宅のうち、耐震診断の結果、耐震性を有する住宅、または耐震改修工事・簡易耐震改修工事を行う住宅
受付期間
事前申込期間:令和6年5月7日(火)~令和6年5月24日(金)
※事前申込書を提出の方を対象に公開抽選を行います。
参考リンク:鹿屋市支え愛ファミリー住宅改修応援事業/鹿屋市
鹿児島県の防水工事の施工事例
鹿児島市 築20年の工場
施工箇所
屋上
施工期間
10日間
耐用年数
20年
施工費用
195万円
鹿屋市 築25年の一戸建て
施工箇所
バルコニー
施工期間
2日間
耐用年数
15年
施工費用
28万円
鹿児島県の防水工事業者(全国防水工事協会加盟店)
株式会社南防
所在地
〒890-0082 鹿児島県鹿児島市紫原4丁目19番10号
サイト
https://www.nanbou.co.jp/
営業エリア
鹿児島県内一円
防水許可番号
鹿児島県知事許可(特-2)第4770号
資本金
2,000万円
年間売上高
161,417万円
従業員数
40名
(うち建築施工管理技士数)1級 5名 / 2級 4名
技能員数
23名
(うち1・2級技能士数)9名
会社沿革
昭和46年5月 (有)ソフランシールセンター設立
昭和47年9月 (有)ソフラン防水工事店に社名変更
昭和53年7月 (株)南防に社名変更
主な施工実績
新築
・(仮称)交通局跡地サービス棟新築工事AコープBC工事
・今別府産業(株)倉庫棟・車庫棟新築工事
・鹿児島興正寺別院本堂新築工事(防水工事)
・鹿児島興業信用組合新伊敷支店新築工事
・鹿児島県立薩摩病院移転新築工事(建築主体)
・京セラ株式会社鹿児島川内工場廃棄物保管庫新築工事
・姶良市役所本庁舎新築工事
・薩摩酒造火の神蒸留所酒類製造工場M棟新築工事
・学校法人津曲学園 鹿児島国際大学看護学部新棟新築工事
・めぐみ会 シェアホーム風の音新築工事
・M.SQUARE新築工事
・(株)東条設計本社ビル改修工事およびアネックス新築工事
改築
・平川外科内科医院防水改修工事
・R4横川体育館屋根防水ほか改修工事(屋根及び樋工事)
・サーパス加治屋 屋上防水全面改修工事
・日本モレックス 鹿児島工場A棟屋根改修工事
・原良城西公民館 おはら館改修工事
・中之島小中学校外壁改修工事
・昭南病院 外壁改修他工事
・大同生命鹿児島ビル屋上防水改修工事
・川辺松山公営・特公賃住宅屋根及び外壁改修工事
工事保険加入
○ 加入
有限会社佐藤防水
所在地
〒892-0837 鹿児島県鹿児島市甲突町29番3号
サイト
http://www.rcm.co.jp/
営業エリア
鹿児島県、他
防水許可番号
鹿児島県知事(般-28)第13460号
資本金
1,000万円
年間売上高
-
従業員数
20名
技能員数
-
会社沿革
昭和48年07月 佐藤防水接着工業開設
平成03年10月 (有)サトウゴンドラ設立
平成13年10月 (有)佐藤防水 社名変更
主な施工実績
・SRアイ屋上・4階共通廊下防水補修工事
・K高等学校 体育館出窓天井雨漏修繕工事
・Tビル 屋上防水工事
・トーカンマンション城西 屋上防水改修工事
・南日本総合サービス本社ビル屋上防水工事
・朝日プラザ田上B棟屋上防水工事
・Sビル東南面外壁補修防水工事
・吉野中学校校舎34号棟外壁補修ほか工事
・十島村役場本庁舎外壁及び屋上防水改修工事
・日置市東市来総合福祉センター屋上防水改修工事
・石橋記念館屋上防水その他工事
・川薩清修館高校屋根防水工事
・鹿児島中央署屋上防水改修工事
工事保険加入
-
株式会社アート・ジャパン
所在地
〒890-0007 鹿児島県鹿児島市伊敷台6丁目24番10号
サイト
http://artjapan.co.jp/
営業エリア
鹿児島県、他
防水許可番号
鹿児島県知事(般-16)第9789号
資本金
1,000万円
年間売上高
-
従業員数
12名
技能員数
-
会社沿革
昭和62年12月 設立
主な施工実績
-
工事保険加入
-
まとめ
鹿児島県の防水工事について、工事の種類や費用相場、補助金制度などを紹介しました。
防水工事は、建物の寿命や快適性に大きく影響する重要な工事です。しかし、防水工事には様々な種類や方法があり、かかる費用も、工事の規模や内容、業者によって大きく異なります。そのため、防水工事を行う際には、自分の建物の状況やニーズに合った工法や塗料を選び、信頼できる業者に依頼することが必要です。
防水工事を行う際には、補助金制度を利用することで、費用を抑えることができます。鹿児島県では、既存住宅の省エネ改修工事や断熱防水改修工事などに対して補助金を支給しています。また、自治体や業界団体などによっても、防水工事に関する補助金制度があります。補助金制度は、申請期間や条件などが異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
防水工事は一度行えば長期間持続するものですが、定期的な点検やメンテナンスも必要です。定期的に防水工事を行うことで、建物の価値や耐久性を高めておきましょう。