住宅ローンの一括返済や繰り上げ返済に必要な手数料はいくら?手続きや金利保証料も解説!

手数料

住宅ローン利用中の、まとまった資金を一括して返済する一括返済を利用すると手数料が発生する場合があります。こうした一括返済にかかる手数料はいくらくらいなのでしょうか?

住宅ローンの一括返済について

一括返済は、例えば残額2,000万円の住宅ローンを2,000万円全て返済するというもので、一括返済した後は毎月の住宅ローン返済をする必要はなくなります。金融機関によっては、借入から数年間以内に一括返済すると別途手数料が発生する場合もあるので注意が必要です。

三井住友銀行の一括返済手数料

一括返済も、一部繰上返済と同様手数料がかかり、また一般的に一部繰上返済より一括返済の方が多くの手数料がかかります。
例えば三井住友銀行で一括返済をすると、書面の場合で21,600円、専用パソコンを利用する場合で10,800円、インターネットバンキングを利用する場合で5,400円となります。

一括返済することで返金されるもの

一括返済することで、住宅ローン借入時に前払いしていたものがある場合には返金されることがあります。
例えば、住宅ローン利用時に保証会社を利用している場合で、保証料を前払いしていた場合、返済期間が短くなった分返金を受けることができます。

ただし、その額は支払った額よりかなり少なく還ってくるのが普通なのであまり期待しないようにしましょう。

一括返済後は抵当権抹消手続きが必要

住宅ローン借入時には、その対象となる不動産に抵当権を設定しますが、住宅ローンを完済しただけでは抵当権は無くなりません。住宅ローン一括返済後、一括返済手続きとは別に抵当権抹消手続きを行いその費用を支払う必要があります。

住宅ローンの繰上返済について

不動産購入時に住宅ローンを利用して購入していた場合、毎月の返済額を返していく以外に、まとまった資金ができた時に一部返済する一部繰上返済や、残額を一括で返済する一括返済を利用することができます。

一部繰上返済には2つのやり方がある

一部繰上返済後は住宅ローンを返済する残り期間を減らす期間短縮型か、毎月の返済額を減らす返済額軽減型かを選ぶことができます。一方、一括返済は残額を一括で返済するため、その後の毎月の住宅ローン返済の必要はなくなります。

一部繰上返済、一括返済ともに手数料がかかりますが、返済する金額によって手数料が異なったり、インターネットを利用することで手数料が安くなったりとご利用の金融機関によってさまざまです。

住宅ローンの一部繰上返済について

一部繰上返済は、例えば残額2,000万円の住宅ローンがある時にその内300万円をまとめて返済するといったものです。先にお伝えしたように、繰上返済後は期間を短縮する返済期間短縮型か、返済額を軽減する返済額軽減型かのどちらかを選ぶことができます。

一部繰上返済の方法
返済額軽減型 例えば毎月6万円の返済額だったものを5万円とするなど、毎月の返済が少しきついといった時に利用するのが主です。
期間短縮型 例えば残り20年の返済期間を17年にするといった使い方で、毎月の返済は特にきつくないが、できるだけ早くローンを返したいという場合に利用します。

返済額軽減型より、期間短縮型の方が全体の利息負担分は軽くなります。

三井住友銀行の一部繰上返済手数料

一部繰上返済には手数料がかかります。

例えば、三井住友銀行では書面で行う場合と専用パソコンを利用する場合、インターネットバンキングを利用する場合で費用が異なりますが、書面で行う場合には16,200円の手数料が、専用パソコンで行う場合には5,400円の手数料がかかりますがインターネットバンキングを利用する場合には無料で利用することができます。

ただし、時期や支店によって手数料が異なることもあるため事前に確認するようにしましょう。

住宅ローン控除と一部繰上返済

一定の要件を満たした住宅ローンを組むと、毎年末住宅ローン残高の1%、10年間所得税と住民税から控除を受けられる住宅ローン控除を利用できますが、この住宅ローン控除の要件には、返済期間が10年以上というものがあります。

一部繰上返済によって期間短縮型を利用し、すでに返済した月数と併せて総返済期間が10年を切ってしまうとそれ以降住宅ローン控除を利用することができなくなってしまうため注意が必要です。

また、現在は住宅ローン金利が1%を切るものも多く、住宅ローン控除で払うより多くの還付を受けられているケースも多いため、住宅ローン控除のある最初の10年間は繰上返済を利用しない方がお得に利用できる場合も多くなっています。

金融機関別繰上返済に必要な手数料

ここでは、金融機関ごとに繰上返済に必要な手数料をお伝えします。

3大メガバンク(三井住友銀行は紹介済)

みずほ銀行

みずほ銀行では、インターネットバンキングを利用した場合全ての繰上返済手数料が無料となります。
一方、電話で手続きを行う場合は返済元金100万円未満で10,800円、1,000万円未満で32,400円、1,000万円以上で54,000円支払う必要があります。

三菱東京UFJ銀行

三菱東京UFJ銀行では、一部繰上返済はインターネットを利用する場合無料、電話とテレビ窓口を利用する場合で5,400円、窓口で手続きをする場合で16,200円の手数料が必要です。
また、一括返済ではインターネット利用で10,800円、テレビ窓口で10,800円、窓口で21,600円となります。

その他銀行

スルガ銀行

静岡の地方銀行、スルガ銀行は全国で住宅ローンを利用することができます。
スルガ銀行では、契約から5年以内に繰上返済をする時は、返済元金の2%を手数料として支払う必要があります。
5年経過後に繰上返済をする場合、一部繰上返済で6,480円、一括返済で10,800円の手数料となります。

フラット35の一部繰上返済

住宅金融支援機構の住宅ローンフラット35では、一部繰上返済を窓口で行う場合には100万円以上返済することが条件となり、手数料は期間短縮型で3,150円、それ以外で5,250円かかりますが、インターネットを利用することで10万円から繰上返済することができ、また手数料を支払う必要がなくなります。
さらに、全額返済については手数料不要です。

なお、フラット35で団体信用生命保険を利用していた場合、繰上返済することで先払いしていた分の返戻を受けることができます。

まとめ|繰上返済・一括返済には手数料の支払いがある

住宅ローンの一部繰上返済や一括返済には手数料がかかります。
インターネットを利用した場合と窓口を利用した場合で返済額が異なる場合がほとんどですので事前に確認しておくと良いでしょう。

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